公益社団法人日本プロゴルフ協会は2025年3月7日、2025年度定時社員総会を開催し、会員外理事へ弁護士の北村晴男氏を正式に選任しました。
北村氏の任期は、2027年の定時社員総会終了時までとなります。総会後の記者会見にて明神会長は、次の様に語っています。「北村先生はゴルフが大変お上手で、ゴルフのYou Tube番組でも活躍されています。北村先生の様な知名度の高い方が、ゴルフに関する情報発信をしてくることに期待しています。」
北村氏は弁護士としての職務で選任されたのではなく、ある意味「広報大使」としての役割に期待され、PGAが選任したと言えます。振り返れば倉本昌弘氏と言うビッグネームが会長職を離れ約3年が過ぎ、PGAは組織の顔になる様な次なる人材が欲しかったのかも知れません。
北村氏が社会的に高い評価を得ているのは、保守言論人また愛国者としての立ち位置からの発言です。北村氏の高い評価と役割が、組織繁栄につながる事を期待したいものです。
公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)は2025年2月17日開催の定例理事会後の記者会見にて、北村晴男弁護士を会員外理事候補として承認された事を明らかにしました。
当該案件は2025年度定時社員総会の議題として上程されますが、現時点で大きな反対意見も無い事から、スムースに決議されて行くものと思われます。北村弁護士を候補として選出した理由について明神会長は、下記の様に語っています。
「北村先生とはご子息がプロゴルファーと言う事も有り、お付き合いも有ります。先生の様な知名度の高い方に加わって頂く事で、よりPGAの情報発信に役立てて行きたい。更には高い知見を組織繁栄へ向け、貸して頂きたいと考えています。」と述べています。
公益社団法人の場合、理事会とは民間会社で言うところの会社役員会と置き換えれば良いのだ思いますが、北村弁護士が加わる事でより質の高い組織体へ、上げて行く事が可能なのだと思われます。期待値が高まります。
2025年1月1日にPGA女子ティーチングプロB級資格者、5期生8名が誕生しました。既に昨年12月11日には、公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)の認証式が行われ、認定証が贈られています。
下記一覧は、5期生8名の方々です。(順不同)
No.1 新田 有希
No.2 大村 桃葉
No.3 野間 琴葉
No.4 赤羽 蒔菜
No.5 柴 晴恵
No.6 寺岡 妃奈
No.7 黒木 望
No.8 横山 颯香
この8名は、2023年7月13日~14日までの2日間、群馬県のサンコーCCでの実技試験に合格し、更に2024年は年間を通じPGAの講習を受講し筆記試験に合格しています。この様な経緯を経て資格取得に至っていますが、PGAに登録された正式な入会日は、2025年1月1日になります。
現時点でPGAの女子ティーチングプロは、5期生迄で総人数33名を擁する規模になりましたが、2024年の実技試験では14名が合格しており、順調に推移しこの14名が入会するならば、2026年は47名になります。ゴルフ競技で賞金を稼ぐのみならず、アマチュアゴルファーを指導する事で、人生設計を立てようとする女性が増えています。
公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)は2024年12月9日、2025年度のツアートーナメントの概要を明らかにしましたが、2024年度より3試合が増え年間16試合になります。
新たに増えた試合は、下記の3試合です。
1_ユニテックスシニアオープン(賞金総額2,500万円)
2_ISPS Handa シニア・グランド・ゴールドクラシック(賞金総額3,000万円)
3_新規・10月27日からの開催で調整中(名称や賞金総額更には開場など未定)
デフレ経済の悪影響により1996年より一けた台だった試合数が、2013年には二桁台へ復調し、以降堅調な動きを見せたものの、コロナ禍の悪影響から2024年を含めた過去3年間は減少気味でした。しかし2025年度はその低迷を払拭するが如く、明神PGA会長の発表は明るいものが有りました。
更にこの傾向に拍車をかける様に、PGAの代名詞でもある「日本プロ」のスポンサー探しに、明るい兆しが見えて来たとの事です。これは元PGA倉本会長の任期後半時より、組織としての大きな懸案事項だった訳ですが、明神会長曰く「現時点では明らかに出来ないものの、しっかりとした手ごたえがある」と期待を持たせてくれました。
2025年は大転換期となるのでしょうか。
第63回日本プロゴルフシニア選手権大会が2024年10月3日~6日までの4日間、茨城県のイーグルポイントゴルフクラブを舞台に開催され、シニア2年目51歳の増田伸洋選手の優勝にて幕を閉じました。
今年この大会へ新規に円谷フィールズホールディングス株式会社が特別協賛する事になりましたが、この動きに合わせ大会名称もTSUBURAYA FIELDS HOLDINGS ULTRAMAN CUPとなりました。関係者の多くが親しみを込め(ウルトラマン カップ)と呼称したのですが、現在のシニア層には大変懐かしい響きが蘇った様に思われます。
今回この大会への特別協賛を振り返り円谷フィールズホールディングス社は、次の様に語っています。
■ 大会とウルトラマンと言うコンテンツがマッチする事で、新たな価値創造に手ごたえを実感。
■ 来年以降も特別協賛する方向であり、継続して取り組む事で認知度を上げて行きたい。
■ 大会告知を拡大して行き、結果として多くの方に会場へ足を運んで頂ける様にしたい。
宇宙から飛来し地球を壊す巨大怪獣に対し、そうはさせまいと奮闘するウルトラマンの姿は、現在のシニア層が少年少女だった頃、少なからずみる者へ感動を与えて来ました。現代に蘇った円谷フィールズホールディングス社のウルトラマンは、ゴルフを通じ再びシニア層の心へ訴求しようとしています。
来年はどの様なシニアプロが、ウルトラマンよろしく飛び出し活躍するのか、大変楽しみな大会になったと言えます。
公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)は2024年10月21日に開催された定例理事会において、2025年の来年度に実施される男子プロテストにて、50位タイまでの受験者を合格とすることを決議しました。
かつて2022年度理事会決議にて、2025年実施のプロテスト以降、合格者を40位タイまでとするとしていました。この決議に対しこの度の理事会は、この決議を取り消すと共に、従来通り50位タイまでを合格者とするとしたのです。明神PGA会長曰く、この議案に対し出席理事全員から、異議の申し立ては無く賛意を得られたとの事。
ゴルフでの活動を人生の糧にしようと考えている多くのゴルファーにとって、2022年PGA決議は自らの進路を決める上で、悩ましい問題としてのしかかっていましたが、今回この問題に終止符が打たれた事で、これまで通りの人生設計を描きやすくなったものと思われます。
| 1日目 | 2日目 | 3日目 |
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首位 | 深掘 圭一郎 宮本 勝昌 平塚 哲二 | 宮本 勝昌 | 宮本 勝昌 |
スコア | -6 | 当日-3、合計-9 | 当日-4、合計-13 |
10月20日(日)午前中、裾野カンツリー倶楽部の気温は12度前後と低く小雨模様で、多くの選手が防寒防雨スタイルの中、宮本選手は10時10分のスタート時、半袖にて寒さや雨を嫌がる気配を全く見せませんでした。内に秘めた闘志を垣間見れた、その様なフロントナインの出で立ちでした。
最終日最終組は日大ゴルフ部の同門対決となりました。9アンダーで首位の宮本選手と8アンダー1打差で追いかける同学年の片山晋呉選手、更に3打差の3位タイから上位をうかがう2学年下の古庄紀彦選手という組み合わせです。
結果は宮本選手が最終日5バーディ1ボギーの4アンダー、トータル13アンダーにてファンケルクラシック2連覇を達成しました。2位タイの片山、太田選手へ4打差をつけての優勝は、正しく危なげ無しの堂々たるゴルフでした。追撃する片山選手が今一ピリッとせず、宮本選手を慌てさせる場面が少なく、楽に勝たせてしまったとも言えます。
なお悪天候にも係わらず最終日の来場者数は4,575人、3日間合計は11,656人でした。
公益社団法人日本プロゴルフ協会(以下PGA)は、2024年8月20日に定例理事会を開催し、杉山知靖会員の件に関し協議したとして、理事会後の記者会見にて明らかにしました。
明神PGA会長曰く、「杉山会員の事件は、不起訴になったとは言え世間を騒がせた責任は重く、何らかしらの組織的対応が必要と考えており、懲罰諮問委員会での協議を経て処分内容を詰めて行きたい」としました。次回定例理事会は10月ですので、この段階で処分内容が、明らかになるものと思われます。
当該事件は、事件発生から逮捕までかなりの時間を要しましたが、この間、当事者同士の話し合いが有ったのかも知れません。あくまで推察ですが。しかしながら組織が会員の処分を判断するにあたっては、推論や偏った情報のみに依存するのではなく、正確な事実関係の把握が何よりも必要であり、ご本人からの事情聴収は必須では無いかと思われます。
適切な判断を望みたいものです。
2024年10月18日に静岡県の裾野カンツリー倶楽部で開幕する『2024ファンケル クラシック』へ、読売巨人軍前監督の原辰徳氏が参戦します。原氏が前回そして初めて当該トーナメントへ参戦したのは2018年ですから、およそ6年ぶりになります。
前回参戦時の成績は、1日目78、2日目86、3日目72のトータル236スコア、20オーバーにて74人中73位と言うものでした。原氏は神奈川県の戸塚カントリー倶楽部の会員であり、2016年にはクラブ選手権で優勝しています。それほどの実力者ですので2日目の86は、ご本人にとって全く不本意なものだったと言えます。
ところでこの年のトーナメントでは、原氏の成績とは裏腹に原氏のもたらした集客効果は抜群でした。トーナメント開催中の集客数が、飛躍的に伸びたのです。前年2017年は22,666名でしたが、2018年は25,214名を記録し、結果として2,548名増えたのですが、これは原氏効果だとの分析は関係者の間で定着しています。
ゴルフ愛好家である事を公言してはばからない原氏ですが、今年はどの様な効果をもたらしてくれるのでしょうか。コロナ禍の悪影響から、当該トーナメントの在り方そのものに対する戦略的見直しを迫られたファンケル社ですが、今年は原氏の力を借りて立て直し元年にしたいものです。
ゴルフ産業誌「月刊GEW」を発行している株式会社ゴルフ用品界社(以下GEW)と公益社団法人日本プロゴルフ協会(以下PGA)では、2024年6月21日よりPGA会員の求職及び企業の求人活動の活発化へ向け、業務連携を開始しました。
両社は此れまでも独自にこの活動を展開して来ていましたが、市場の高まりを背景に更なる活性化へ向け、業務連携をしていくものです。コロナ禍の影響からゴルフ産業が伸びると共に、その一環でインドアの練習場市場も拡大しています。しかしながら人材不足も顕著な問題として浮き上がって来ており、好機を逸してしまう危機も同時に内在している状況です。
PGAは2024年現在約5900名を擁する団体ですが、会員による様々な練習理論や練習機材を世に送り出しており、PGAではこの中から年1回優秀者を2008年より表彰して来ています。PGAはある意味人材の宝庫とも言えるのですが、上手に活用されていないのも又現実です。
この様な人材を活用する一つの策として、浮上してきたのが「業務連携」と言えます。両者のもっている情報や利点を総合的に活用する事で、PGA会員の職探しやゴルフ関連人材を求める企業が、より速やかに目的を達成出来る仕組み作りになっています。PGAではWEBサイトを活用し、この内容を閲覧および手続き出来る様にしています。
GEWでは2008年より求人企業と求職者のマッチングを目的とした「Recruit by GEW」を展開して来ていますが、今回PGAとの連携を機に、サービス開始半年間で200社以上の求人企業の登録を目標にしています。基本的に企業登録は登録料が必要ですが、2024年7月末までは無料で出来るとの事です。