第3回市原市ジュニアゴルフオープンが2025年3月28日(金)、ロッテ皆吉台カントリー倶楽部(市原市皆吉1627-1)にて開催されました。小学生から高校生までを対象にし、当日エントリーした選手は119名です。コース距離は児童・生徒に合わせ、下記内容で設定されました。
■ 小学1~2年生 OUT 1,461ヤード IN 1,480ヤード 合計 2,941ヤード ■ 小学3~4年生 OUT 1,992ヤード IN 1,920ヤード 合計 3,912ヤード ■ 小学5~6年生 OUT 2,577ヤード IN 2,709ヤード 合計 5,286ヤード ■ 中高生女子 OUT 3,037ヤード IN 3,001ヤード 合計 6,038ヤード ■ 中高生男子 OUT 3,300ヤード IN 3,163ヤード 合計 6,463ヤード
早朝からの雨に一時はスタート時間を遅らせる事も検討されましたが、時おり小雨になる関係から予定通り1組目は7時30分に、アウト、インそれぞれに別れスタートしました。ホールによってはグリーン上に水が浮く状況から、カップを切り直すなどの作業もありましたが、選手への影響は有りませんでした。結果は下記の通りです。
カテゴリー 優勝者(敬称略) 学年 スコア 小学1~2年生 男子 高橋 慶一郎 小2 +2 小学1~2年生 女子 高森 心花 小2 -3 小学3~4年生 男子 近藤 大河 小4 -4 小学3~4年生 女子 今井 未唯 小4 -3 小学5~6年生 男子 佐々木 翔大 小5 -2 小学5~6年生 女子 高橋 なつ希 小5 -6 中学生 男子 竹中 麻紗人 中2 +2 中学生 女子 山根 珊花 中1 +5 高校生 男子 上村 大和 高3 -1 高校生 女子 國吉 愛良 高2 -1
今回4つのカテゴリーで優勝者のスコアが同スコアとなりましたが、カウントバック方式により上記優勝者が決定しました。各カテゴリー優勝者へはごほうびとして、市内9コースを特別料金にて、ラウンド回数の制限なく、利用出来る特典が付与されました。
更に特典と言う点では女子の場合、小学5~6年生部門の優勝者と中学生及び高校生部門の優勝者、合計3名が今年の千葉県女子オープンの本戦へ出場出来ます。男子では中高生2部門の中から1名が、プロトーナメントFJ-TOURの『ナガタカップ』へ、エントリーフィ及びプレーフィ無料で出場出来ます。
悪天候にも係わらず、小中高生の熱気あふれる大会でした。
小金井カントリー倶楽部を経営する小金井ゴルフ株式会社は、2025年3月27日に第89期(2024年1月1日~12月31日)決算を明らかにしました。概要は下記の通りです。
回次 第86期 第87期 第88期 第89期 営業収入 600,213 680,914 729,639 745,194 経常利益又は損失 201,286 ▼3,598 140,843 88,473 当期純利益又は損失 181,159 ▼6,205 120,117 55,928
営業日数が前期比12日減少し316日になると共に、総来場者数も2955名減少し23246名になりました。会員が9002人、ゲスト14244人が来場した結果です。来場者の減少は営業日数の減少による影響もあるものの、それに合わせ天候不順と酷暑の影響によるものとしています。
当該クラブでは将来的な設備投資へ向け、会員の協力により特別徴収を行い、上記来場者数減と言う現象の中、結果的には営業収入が前期比15,555千円アップしています。
新規入会手続きに伴う会員権に関する収益は、入会金収入が110,000千円、受取手数料いわゆる一般的に言われている名義書換料収入が220,000千円、都合330,000千円ありました。正会員権件数にして20件です。金額的には前期比45,000千円減少しました。
当該クラブではクラブの理念通り、会員による会員を最優先にしたクラブ運営が貫かれており、その様な決算内容に前期も又なったと言えます。
相模原ゴルフクラブを経営している株式会社相模原ゴルフクラブは、2025年3月27日に第72期決算を明らかにしました。概要は下記の通りです。
回次 第69期 第70期 第71期 第72期 売上高 1,347,612 1,431,121 1,461,780 1,506,327 経常利益又は経常損失 138,506 73,276 73,802 36,452 当期純利益又は当期純損失 129,895 48,332 41,881 24,008
第72期売上高は3%(44百万円)の増収となりましたが、反面年間来場者数は0.5%(330名)減少し63,747名になりました。更に営業外収益の大きな部分を占める会員登録変更料は、前期比11.5%(36百万円)減少したとの事。
ではどの部分が貢献し増収になったのかと言えば、売上原価と販売費および一般管理費が、前年比2.6%(45百万円)増となった点が大きかったとしています。物価高騰と言う社会状況から、一部料金改定が寄与した形になりました。
ゴルフ会員権の点に関して言えば、新規入会・名義書換件数は前期比15件減少したものの、年間を通じ100件を達成し、282百万の収益になったとの事です。此の件数の中には、法人内の登録者変更も含まれています。
なお同決算書によればゴルフ動向について、「コロナ禍以降の旺盛な需要が続いて」いる、と市場分析をしています。
阿部和栄支配人(南総CCにて)
千葉県の南総カントリークラブでは2025年1月1日、副支配人兼営業部長の阿部和栄氏を支配人職へ内部昇格させました。 この日は、クラブ史初の女性支配人誕生と言う、記念すべき日にもなりました。
前支配人が一身上の都合からその職を辞する事になり、同クラブではその交代人事として阿部氏を抜擢しました。氏は日本のバブル経済がピークを迎えた頃、パート職として同クラブへ入社し、当初担当したのはレストランのホール係でした。 正社員登用後もレストラン部門で長く勤務され、その後幾つかの職を経験し今日に至っています。
氏によれば長い勤務歴の中で一番の思い出は、アコーディアゴルフ社の経営から会員による自主経営へ切り替わった時でした。振り返れば2006年11月に当該クラブはアコーディアゴルフ社の傘下となり、以降2012年3月31日までその経営が続きました。
経営がまた代わると聞かされた同年3月、レストラン部門で勤務していた同氏は、経営交代に合わせ下準備を進めるものの、什器類一切が引き揚げられるという状況下で、代替品の準備は困難を極めました。特に3月31日は、夜の10時頃まで多くのレストランスタッフが、翌4月1日営業へ向け働きました。
その甲斐があり無事に開店する事が出来たのですが、一日も休まずにスタッフが協力して経営交代へ寄与出来たのが、今でも心に残るとしています。
支配人就任後約3ヶ月が過ぎようとしていますが、氏は鈴木忍副支配人のサポートを得て、様々な問題へ対処しています。 特にコース内施設の老朽化は如何ともしがたく、常に注意深く見ているとの事。また同クラブ東コースは、キャディ付きでのラウンドを基本としていますが、キャディの絶対数が不足しているのが現状です。不足時会員の組にはセルフでプレーして頂いてますが、キャディ数の確保は喫緊の課題だと考えています。
なお同クラブスタッフは女性数が圧倒的に多い事から、阿部支配人曰く、支配人職を目指す女性が多く出て来て欲しいと、密かに期待しています。今回の人事で氏が支配人職へ就任した事は、現在のスタッフへ可能性を示せたと共に、社内活性化へ大きな役割を果たせたのではないかと、自己分析しています。
阿部支配人が目指す職場の理想は、様々な問題に対し自分たちで解決出来るスキルと機能を持たせる事であり、その理想へ今後も努力して行きたいとしています。新支配人の益々の活躍が期待されます。
2025年3月18日15時30分、東京高裁809号法廷にて三角比呂裁判長は、控訴を棄却するとした判決文を読み上げ、控訴人の敗訴を告げました。これはレッスンプロ達が株式会社ジャックスを相手取って戦われたゴルフスタジアム事件、その1裁判での敗北を意味していました。
控訴人及び被控訴人それぞれ関係者の出席は無く、傍聴人が数名陣取る中、幾つかの裁判を立て続けに棒読みする裁判長の声は法廷に無慈悲に響くばかりで、その時間は数分に過ぎないものでした。
事件番号<令和4年(ネ)第5385号>事件、この高裁判決をもってゴルフスタジアム関連の8裁判体は全て終了した事になります。約8年におよぶ長い戦いでしたが、クレジット・リース会社に対するレッスンプロやゴルフ練習場経営者達の戦いに幕が下りました。
茨城県の大洗ゴルフ倶楽部では、『入会のご案内』と題した同倶楽部への新規入会手引書を、2025年3月1日に作成し同月中旬に、関東ゴルフ会員権取引業協同組合加盟の組合員へ配布しました。
配布した趣旨は、名義書換による新規入会に関する書類の記入方法に関し、会員権業者が申し訳なさそうに問合せして来るケースが多い事から、同倶楽部では手引書を作成する事で、会員権業者がその都度俱楽部へ電話確認する事無く、書類作成がスムースに出来る様にしたかった、としています。
この手引書(ご案内)の特筆すべき点は、同倶楽部が求めている規定紙全てに関し、赤文字で記入例を示すと共に説明を行っている点です。この書類を参考にする事で、会員権業者及び新規入会者は、書類作成がし易くなります。
同倶楽部のご担当者曰く、「会員権業者さんのご尽力により、新規入会希望者の案件が毎月倶楽部へ、届けて頂いています、少しでも扱い易く成ればと思っています」、との事でした。会員権業者の役割とその存在を重く認識した発言と受け取れますが、この様な協調姿勢がその他多くのクラブで高まって欲しいとの声は、会員権業界では多いものと思われます。
スコットランドのターンベリー・ゴルフコースが、建物への落書きとコースのグリーンが掘り起こされると言う被害を受けたとして、2025年3月8日に米国フォックスニュースが伝えています。
同ゴルフ場は全英オープンを此れまで4回開催している世界有数の名門コースと言われていますが、2014年にトランプ氏が購入し今日に至っています。トランプ氏は2025年1月20日に米国第47代大統領に就任していますが、アメリカファーストをうたいドラスティックな諸改革、特にイーロン マスクを中心としたUSAID解体作業は、トランプ革命とも言われています。
今回この事件の背景になったものは、ガザ紛争解決へ向け同地区を「中東のリビエラ」にすると言う、同氏の大構想が有ります。掘りこされたグリーン横には、「ガザは売り物では無い」などと書かれており、犯人はトランプ構想に反発したものでは無いかと言われています。
8日午前4時40分に通報を受けたスコットランド警察は、現在同事件捜査中としています。なお同大統領は熱心なゴルフ愛好家であり、同氏の母親はスコットランド出身者との事です。
日本ゴルフコース設計者協会(JSGCA)と日本ゴルフ場経営者協会(NGK)は、2025年3月8日(土)に横浜のゴルフフェア会場内にて、2023年3月以来になる第2回目の『コース改造セミナー』を共催しました。
90席の開場は臨時席を設ける程の盛況で結果的には約100名がセミナーへ参加したのですが、司会進行は武居振一、パネリストは佐藤謙太郎、谷水利行、中田浩人、水田芳夫、八和田徳文の各氏で全員がJSGCAの役職者でした。聴講者約100名の大半はNGK会員が多く、ゴルフ場経営者が設計者達へコース改造などに関する質問を投げかけ、答えてもらう形になりました。
テーマは❶気候激変化に於けるコース管理 ❷人手不足 ❸ゴルフマーケット拡大へ向けたコース改造、の3点です。
コース管理の基本は痛まないグリーンですが、近年ではバミューダ芝の採用やかつてのコーライ芝を見直す傾向にあるとの事。また人手不足については、無理にキャディ制を維持するのではなく、採用出来ない事を前提に考えて行くべき、また外国人の採用はハードルが高いのが現状だとしています。
コース改造については、パネラーから様々な意見が出て、これだと言うものへの集約は難しいものの、結果はゴルフ場経営者がどの様なゴルフ場へして行きたいのかに、大きく左右されるとの意見でした。ちなみに距離にこだわる必要は無い、此の点はパネラーの共通した意見だったと言えます。
なお易しいコースを難しいコースへ改造して行くのはしやすいものの、難しいコースを易しいコースへ仕上げるのは大変な努力が必要との事です。パネラーによれば実際の集客実態から、易しいからお客様が増える、或いは難しいコースだから客足が遠のく訳では無いとしています。
13時から開始されたセミナーは、多くの質問や意見が出、終了は15時30分をまわっていました。終了後も参加者が会場を去る様子無く、熱い空気が包まれていました。
鹿沼グループ社長の福島範治氏が2025年2月17日に日経BP社より、『負債1400億円を背負った男の逆転人生』と言うタイトルの書籍を上梓しました。
書籍は327ページにも及ぶものですが、文章構成と記述が良く、大変読み易くなっています。ついつい時の経過も忘れ、読みふけってしまいますが、それはゴルフ関係者にとって他人事とは思えない部分が多く、我が事として受け止め易いからだと思われます。
氏は父親の会社を継承すべく立ち上がった28歳から、辛酸をなめたなどの言葉では表現尽くせない程、地獄を見て来たのだと思われます。修羅場とも言える場面も詳細に記述されており、読む者をひきつけます。
この様な時を経て、自社スタッフの八割が、自社の過去を知らない世代へ、入れ替わっているとの事。再生再建との思いから解き放たれつつある今日、氏が目指すのは発展です。その今、一区切りをつける意味でも、これ迄の経緯を氏は本書でまとめたかったとしています。
詳細につきましては、『提言&レポート』のコーナーで紹介させて頂きました。下記のURLより詳細ページへ移動し、お読み頂ければ幸いです。https://www.hanzo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2025/03/08334a45a57d3d4733c038c252083e16.pdf
太平洋クラブはこの度、台湾のタイフォンゴルフクラブとレシプロカル契約を締結しました。これは単なる相互利用と言うものでは無く、それぞれの会員が会員としての待遇にて、それぞれのクラブで受け入れられるものです。
台豊ゴルフクラブ(TAIFONG GOLF CLUB)の概要は下記の通りです。 ■ 所在地:彰化県大村郷福興村学府路77号 ■ 開場年:1977年 ■ 設計者:渡辺 弘 ■ コース:18ホールズ_7,302ヤード_パー72 ■ 連絡先:TEL 04-8521102 / FAX 04-8534313 ■ W E B:https://www.taifonggolf.com.tw/
当該クラブ2代目のオーナーである林伯實氏は、2001年に多額の資金を投入しコース改造を行っています。以降チャンピオンコースとして国際大会の会場にもなっており、更に新クラブハウスはポルトガルのアルヴァロ シザ氏によるもので、クラブの象徴とも言えるものになっています。
なおグリーンの芝種は、ティフイーグルが使用されています。