ブリヂストンスポーツ株式会社(以下BSP)は2022年2月14日、子会社のブリヂストンスポーツアリーナ株式会社(以下BSSA)を、株式会社ナガセへ譲渡する事を明らかにしました。
BSSAはスイミングスクールやテニススクール事業などを展開していますが、同社の全株式についてBSPは、2022年3月中に売却手続きを終わらせる予定にしています。売却価額は非公開としています。この動きは株式会社ブリヂストンの中期事業計画に基づいた、事業再編の一環に位置付けられています。
BSPによればBSSAがナガセ社傘下に入る事で、よりスタッフのスキルが発揮出来、更なる成長を見込めるとしています。ではそのナガセ社とは、イトマンスイミングスクールや東進ハイスクール、四谷大塚など総合教育事業を展開しています。
「稼ぐ力の再構築」途上のブリヂストングループですが、その目指すところは「着実に成長する強いブリヂストンへの変革」です。この様な流れの中、ゴルフを中核事業と位置づけるBSPが、今年どの様な一手を見せてくれるのか注目されます。
MUKU KURO (画像提供:エポンゴルフ)
エポンゴルフ株式会社では2021年10月8日より、Tour Wedgeシリーズから2種類(上記写真)のウエッジを新発売します。前回9月13日販売を第一弾として、今回は第2回目になります。バリエーションとしては下記内容になりますが、36種類の多岐に渡ります。
タイプ MUKU KURO タイプS ロフト48°~60°まで7種類 ロフト48°~60°まで7種類 タイプM ロフト48°~60°まで7種類 ロフト48°~60°まで7種類 タイプL ロフト50°~58°まで4種類 ロフト50°~58°まで4種類
この度のウエッジはノーメッキの為、使う側からすれば管理に手間暇がかかります。しかし軟鉄本来の柔らかい打感を得られる事から、プロのみならずマチュアにも大変な人気が有ります。ところでエポンゴルフのウエッジと言われても、ピンとこない方がまだまだ多い様に思われます。
それは同社の親会社である株式会社遠藤製作所が、ゴルフクラブに関しOEM生産に徹している事から、表舞台に出ない様、目立つ事が無い様、メーカーへ配慮しているからだと言えます。ブランドは某有名メーカー製であっても、実際の作り手は遠藤製作所と言うケースが、多いのだと思われます。エポンゴルフは遠藤製作所の自社ブランドになります。
前回の販売では4桁を超える販売実績を残していますが、実際購入者の手元に入るのは10月初旬との事です。今回も又10月8日から注文を受け付けるものの、商品を届けられるのは2022年1月になってからの様です。黒子に徹する遠藤製作所ですが、人気の高さから自社ブランドであるエポンゴルフの需要は、今後更に高まって行くのではないでしょうか。
ちなみにMUKU Modus WEDGE 115 の販売価格は1本31,900円(税込)、KURO Modus WEDGE 115 の販売価格は1本35,200円(税込)です。
四国・香川県の手袋産業は全国的に知られていますが、その中でも東かがわ市は手袋のまちとして特に有名です。
手袋を扱う多くの業者は、東かがわ市に事務局を置く「日本手袋工業組合」に加盟しており、その数66社ですが、非加盟の業者数十社を加えると、恐らく90社ほどに成るのでは無いかと言われています。
一口に手袋と言っても対象は、広範囲にわたりますが、上記組合加盟業者では、防寒用、スポーツ用など機能的なものから、ファッション用などをメインに製造しています。組合員の中で東かがわ市内に本店を置く業者は47社有り、その内ゴルフ専門業者は4社です。
ゴルフ専門業者4社は、大手メーカー発注によるOEM製造を中心に据えていますが、今年2021年に入り受注規模は右肩上がりで上昇しています。中には20%ほどアップしている業者も有り、昨年後期から若年層ゴルファーが増えたと言われる、その影響が出ている形です。
しかしながら喜んでばかりはいられない事態が進行しており、東南アジア地域に依存している部材の供給が停滞しており、取引先への納期は2ヶ月ほど遅れているとの事。新型コロナウイルスによる影響ですが、特に流通網の機能が落ちている様です。
様々な問題を抱えながらも、需要の増加は喜ばしい事態だと歓迎しており、行政側も市の重要な産業であり、バックアップして行きたいとしています。ゴルフ産業を下支えする手袋業の一端を、紹介させて頂きました。
< ORIGINAL ONE >
テーラーメイドゴルフ株式会社は2019年6月24日より、ドライバーとフェアウエーウッドを融合させた新しいコンセプトのウッドクラブ、『ORIGINAL ONE』(以下オリジナル ワン)を発売するとして、6月7日広報を通じ明らかにしました。
スペックは下記の通りです。 ・ヘッド体積: 275CC ・ロフト角 : 2種類(11.5度 / 13.5度) ・ライ角 : 57 ・長さ : 43.75インチ ・クラブ重量: 約321g(Sフレックス) ・バランス : D3.5(Sフレックス)
上記内容を見ると現在のスリーウッドの大きさに近いものだと言えますが、用途としてはティーショットとして更にフェアウエーウッドとして、1本で兼用出来るものに仕上がっています。
テラーメイド社では上級者からアベレージクラスまで、万遍なく使えるクラブとしておりますが、上級者は各クラブを上手に使い分け出来る事から上級者なのですから、どちらかと言えばアベレージクラスのゴルファーで、ドライバーが苦手の方に向くのでは無いかと思われます。
このクラブはカスタムメイドで数量限定と成っており、金額は58,000円プラス消費税です。数量限定と言う点のみを捉えるならば、テーラーメイド社の市場開拓へ向けた手探り感が出ており、全く新しいコンセプトのクラブであるが故に、さばける本数も又未知数なのだと思われます。
< タイガー ウッズ レプリカモデル「P・7TW」 >
テーラーメイドゴルフ株式会社は2019年4月26日報道関係者へ、数量限定でタイガー ウッズが使用しているアイアン『P7TW』のレプリカモデルを、5月24日(金)から一般販売するとして伝えて来ました。
ところがこのニュースリリースも間もない5月に入り、既に予約で完売状態になってしまったとの事です。今回の販売に当たりテーラーメイド社では、400セットを準備した様です。量販店向けに250セット、自社のEC販売用に150セットです。この販売網を通じ購入予約が殺到したとの事です。
同アイアンセットは3番からPWまでの8本セットで、販売価格は260,000円プラス消費税です。同クラブは軟鉄鍛造のマッスルバックアイアンで、シャフトはトゥルーテンパー社のダイナミック ゴールド Tour Issueです。詳しいスペックは、下記の通りです。
2019年マスターズトーナメントで劇的な復活優勝を遂げたタイガー ウッズですが、その興奮は未だ冷めやらず、勢いはギアへ流れて来ていると言えます。
< 画像提供:テーラーメイド >
2019年マスターズ トーナメントは、タイガー ウッズが主人公であり、タイガー劇場満開の大会でした。この4日間大会を振り返り感じ取れた事は、多くのアメリカ人がタイガーを好いており、マイノリティーと揶揄されるアメリカ社会の歪みをも凌駕するほど、タイガーが多くの人々を引き付ける魅力ある人物だと言う事です。
2018年PGA TOUR最終戦のツアーチャンピオンシップで、ツアー80勝目と言う記念すべき復活優勝を果たしたタイガーですが、それが本物か否か、この優勝を巡っての賛否は様々なものがありました。ところが約半年過ぎた今年4月のメジャートーナメントでの優勝は、その様な外野の騒ぎを一蹴するほど感動的なものとなったのです。
それはまさしくゴルフ業界が待ち望んだ、スーパースターの復活劇でした。タイガーは自らのスキャンダル発覚以降、多くのスポンサーが彼のもとを離れました。その様な中タイガーを支え続けて来たゴルフギアとは、どの様なものだったのでしょうか。そしてそれがこの度の優勝をも、支えたと言えるのでは無いでしょうか。
テーラーメイド
ドライバー
M5ドライバー_9°
フェアウェイウッド
M5フェアウェイウッド_13°
M3フェアウェイウッド_19°
アイアン
P・7TWアイアン_#3-PW
ウエッジ
ミドルグラインド ウエッジ_56°/60°
なお使用ボールはブリヂストンスポーツの『TOUR B XS』ですが、タイガーは次の様にコメントしております。 「ソフトな打感と風などのタフコンディションに対する強さ、何よりも一番重要な安定性が抜群なので、思い通りのパフォーマンスを発揮してくれた。」
ブリヂストンスポーツ株式会社は、2018年3月9日ボール飛距離を最大限に追求した『TOUR B JGR』を販売しました。この商品は同社が保有する特許技術<BOOST POWER TECHNOLOGY>により、ボ―ル内側を軟らかく、そして外側を硬くす事で、プレーヤーのインパクトロスを無くす様工夫されています。
更にボールディンプルは、<デルタウイング・ディンプル326>を採用し、直進性と高い弾道を可能にしました。
株式会社矢野経済研究所は2018年4月9日~15日までの1週間に於けるこのボール売り上げに付いて、ゴルフボールのモデル別金額シェアトップだった事を明らかにしました。発売初週の3月5日~11日までとを比較すると、先の週は280%アップしたとしております。
一般的に飛距離を追求したボールは、アマチュアでも比較的ヘッドスピードの遅いプレーヤーを対象にしていると言われていますが、『TOUR B JGR』の特徴の一つとして、ヘッドスピード40~45m/sを出せるプレーヤー向けに造られている事です。
更にディスタンス系ボールには少ない打感の軟らかさは、二つ目の特徴と言えます。是非これからのラウンドで試される事をお勧めします。
2018年LPGAツアー開幕戦の『ダイキンオーキッドレディス』を制したのは、韓国のイ ミニョン選手でした。4日間大会の予定でしたが、大会3日目は天候不順の為に中止され、優勝争いは最終日に爆発力のある選手へ期待がかかりました。
2日目終了時点で4アンダーまでの12選手の中から、優勝者がでるのではないかと予想され、8アンダーで首位を走る鈴木愛選手を捉える事は、爆発力次第では充分に可能性が有りました。なぜならばピンポジション次第では、一日5~6アンダーを上位選手が出して来るからです。
この様な予想を見事に実践してくれたのは、2日目終了時点で5アンダー5位タイから、最終日をスタートしたイ ミニョン選手でした。同選手は最終日6アンダーをマークし、3日間トータル11アンダーにて、単独2位のユン チェヨン選手へ2打差をつけ優勝しました。
この様な彼女の活躍を陰で支えている、使用しているクラブは何なのか、自然と疑問が湧くのですが、契約先であるテーラーメイドゴルフ株式会社(以下テーラーメイド)より彼女の簡単なデータを入手しましたので、下記へ表記したいと思います。
イ ミニョン選手使用ギア
ドライバー
M2ドライバー(2017)9.5°
フェアウェイW
M2 TOURフェアウェイウッド(2017)13.5°
アイアン
P750 TOUR PROTO アイアン(#4~PW)
ところで今大会を振り返り注目されたのは、他ならない諸見里しのぶ選手の活躍でした。3日間常に5位以内の上位戦線で戦い、ある意味復活ともとれる活躍でした。長い間肋軟骨痛とアレルギー症状に苦しみ、昨年はツアーへ復帰し23試合に出場するも、20試合で予選落ちと言う結果に終わっていました。
この度の試合で諸見里選手が使用したドライバーは、契約先であるテーラーメイドの『M4ドライバー』でした。同選手は様々な試打を繰り返し、初めて実践投入したのですが、好結果を残したと言えます。
テーラーメイド契約選手の快進撃が続きますが、今シーズン更に大きな話題を提供してくれそうです。明日からは第2戦『ヨコハマタイヤ PRGRレディス』が開幕します。見逃せない試合になりそうです。
2017年~2018シーズンPGAツアーに於けるテーラーメイド(テーラーメイドゴルフ株式会社)契約プロの快進撃が続いています。 2018年1月1週目にセントリートーナメントで優勝したダスティン・ジョンソン 1月3週目のキャリアビルダーチャレンジで優勝したジョン・ラーム 更に1月4週目のファーマーズインシュランスオープンで優勝したジェイソン・デイ そして2月に入り、フェニックスオープンで優勝したゲーリー・ウッドランドと枚挙に暇が無い程なのです。
特にゲーリー・ウッドランドは『M3 440ドライバー』を使用しだした2週目の優勝であり、フェニックスオープン4日間の平均飛距離は314.1ヤードを記録しました。これは昨年一年間の同選手の平均飛距離が、307.6ヤードだった事を考えれば約7ヤード伸ばした事になります。
この様な選手たちの支えになっているギアが、「ツイストフェース」と「ハンマーヘッド」と言う新技術を搭載した、テーラーメイドの新『Mシリーズ』のM3でありM4です。M3は調整機能付きであり、M4は寛容性をテーマに造られており、ドラーバーからアイアンまでラインナップされております。
新技術開発の基礎になったのは、同社がアマチュアゴルファーの50万発ものショットを分析したデータです。90%のアマチュアが「ハイトゥ」と「ローヒール」で打っており、その曲がり幅は約15ヤードにも及びます。
これを是正する為に開発されたのが「ツイストフェース」、つまり打点傾向に合わせてフェースをねじる技術だったのです。この結果、これまでのスイング癖によるアマチュアゴルファーの曲がり幅は、約5ヤードまでに軽減されました。
この新技術を駆使した同社のギアを使用する契約プロも、上記の如く様々な優勝を各選手が飾ると言う好結果を残しているのです。契約プロのみに提供されていたM3とM4ですが、いよいよ明日2月16日ゴルフショップや量販店更にはWebサイトなどで、販売される事になりました。
一度は手に取って試打してみたいクラブだと言えます。
1966年創業の日幸物産株式会社(東京都練馬区、代表取締役社長・松浦真也)は、2017年12月10日に同社初のオリジナルシャフト_CLOZSER(クローザー)を販売開始します。希望小売価格は、消費税込みで48,600円です。
長さ(インチ)
46.5
フレックス
R2
R
SR
S
SX
重量(g)
52
54
58
68
71
シャフトのスペックは上記通りですが、同社のカスタムドライバーヘッド_VIVALとのマッチングを基に設計されているものの、素直なシャフトの走りや操作性の良さは、充分試してみる価値があると言えますし、何と言ってもリーズナブルな価格設定は魅力的です。
同社はゴルフ用品やパーツの総合商社として50年以上の歴史がある訳ですが、長年培ってきた経験や実績を基に、この度のオリジナルシャフトが開発されて来ました。シャフト中間部に6軸織物繊維を使用する事で最適な剛性を実現すると共に、重量バランスを考慮した「クアトロアクションシステム」により、安定性と走りを両立させたのです。