伊香保カントリー俱楽部の2024年度(第67期)決算が明らかに

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 群馬県の伊香保カントリークラブを経営する株式会社伊香保カントリー俱楽部は、2025年3月28日に2024年度(第67期)決算を公表しました。その概要は、下記の通りです。

回次第64期第65期第66期第67期
売上高187,841千円222,105千円226,350千円239,486千円
経常利益
又は経常損失
△113,367千円△106,382千円△112,378千円△94,121千円
当期純利益
又は当期純損失
△112,474千円△106,085千円△111,037千円△94,330千円

 不順な天候から営業日数が前期比38日減少し305日になると共に、来場者数も前期比506名減少し10,271名になりました。しかしながら売り上げは、前期比13,136千円増え239,486千円となっています。

 営業費用、販管費、人件費などが減少し、売上総利益アップに貢献したものの、結果は当期純損失94,330千円を計上する事になりました。この様な現状を克服すべく課題は入場者増加対策であり、オールキャディ付きのプレースタイルを堅持しつつ、伊香保温泉宿泊客へ利便性をアピールし、新規プレーヤーを開拓して行くとしています。

 この様な事業方針を堅持するものの実態としては非常に厳しい状態であり、今後企業として継続して行けるのか疑義を生じさせているとしています。何故ならば2004年12月期以来連続して営業損失が発生しており、714,332千円の債務超過状態だからです。

 資金面では関連会社の高砂企業株式会社より、2025年度に於いて100,000千円を短期借入する予定としています。
 以上は有価証券報告書を咀嚼してのものです。