
公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)は2025年3月12日(水)、2025年4月1日に『日本ゴルフ殿堂』が設立されることを、一般財団法人日本プロゴルフ殿堂の松井功理事長同席のもとに、東京都内会場にて明らかにしました。
松井理事長は2020年1月、日本プロゴルフ殿堂はプロゴルファーを対象としているが、ゴルフ界にとっては様々な業種、例えばクラブ作り職人や文筆家更にはコース設計家など広範囲から、ゴルフ界への貢献者を選定すべきだとし、将来的にはJGAとの統合が望ましいとの方針を明らかにしていました。
構想5年、遂に統合は『日本ゴルフ殿堂』として、日の目を見る事になりました。今年に入り事態は急ピッチで進みだし、それぞれ組織内の手続き手順を追いながら進行し、とりわけ受け入れ側のJGAでは、3月6日の定例理事会にて承認されたのが大きかったと言えます。
『日本ゴルフ殿堂』では、これまで日本プロゴルフ殿堂による顕彰者を継承しつつ、新たな選定基準を設け選出作業が行われて行きます。また広野ゴルフ倶楽部内に設置されているJGAによるゴルフミュージアムと、日本プロゴルフ殿堂が培ってきた資料館などとの統合が、今後大きな課題になるとも言えます。
JGA広報参与の戸張捷氏によれば、これらの課題を形にしていく上で、新ゴルフミュージアムの設立が必要になって来るものの、この為には広野ゴルフ倶楽部への説明による理解と協力が不可欠だとの事。更に資金的問題の解決は、大きな課題だとしています。多くのゴルフファンが、過去の歴史と個人の業績などを学べる資料館(ミュージアム)の設立は、日本ゴルフ界の大きな礎になるものと思われます。