
栃木県の小山ゴルフクラブを経営する株式会社小山カントリー俱楽部は2025年4月1日より経営が、東京建物リゾート株式会社へ交代する事を2025年2月に入り公表しました。これは同年2月7日に開催された、同社の株主総会の決議を経てのものです。
この総会開催に当たり事前に議事内容が、会員株主へ配布されていた為、総会当日は大きな混乱も無く閉会しています。この情報は、瞬時に地元を中心に知れ渡っており、あきらめと安堵そして期待と様々な感情が入り交じり、多くの関係者の中に流れています。
当該ゴルフ場は春光グループによるもので、1959年11月に仮開場しています。名門クラブと言われながらも近年、会員権価格が上昇する事も無く、低空飛行している状態でした。これを裏付ける様に、第66期2023年12月末時点での売り上げは377,343千円、経常利益は11,338千円でした。
2023年度の年間営業日数339日に対し、来場者数は20,635人です。一日平均約60人、約15組の来場者と言う計算が成り立ちます。あまりに少ない来場者数であり、日本では珍しい個人オーナーのプライベートクラブかと、見間違う程の光景です。従業員は17名に留まっており、売り上げの内容から多くの正規スタッフを、雇用出来ないのだと思われます。
この様な中、2025年時点で12コースを運営する東京建物リゾートへは、大きな期待感が高まっており、望まれるのは活気のあるゴルフ場への大転換だと言えます。