JGTOでは2025年より米国でもQTを開催へ

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           諸星 裕 会長   /   倉本昌弘 副会長

 2025年1月21日(火)一般社団法人 日本ゴルフツアー機構(JGTO)は、都内会場にて定例理事会を開催すると共に、その後の囲み取材を通じ今年度のQTに関する方針を明らかにしました。QTとは2025年時点でシード権を獲得していないプレーヤーによる、次年度のレギュラーツアー出場権を巡る戦いです。

 取材に応じた諸星会長と倉本副会長によれば、1次と2次を米国西海岸カリフォルニアのゴルフ場を舞台に、海外選手を主体にスタート時100人規模を目標に、2週間連続で開催するとの事です。当然1次と2次は国内でも開催される訳ですが、開催会場が増えると理解すれば分かり易いと言えます。

 2024年で言えば1次は国内8ヶ所で開催されましたが、2025年は海外1ヶ所が増え9ヶ所になります。米国でエントリーした選手は1次~2次を通じ30名ほどに絞られ、以降国内での3次へ合流します。3次で勝ち残った選手は、JGTOツアーの下部ツアーへほぼ出場出来ますので、来年は今年とは違った外国人選手のプレーを、見る機会が増えるものと思われます。

 今回のQTに関する新方針については、諸星会長がその下準備を行って来ていますが、昨年JGTOは諸星体制に移行して以降、静かながらも着々とJGTOツアー浮上戦術を練って来ており、今回その一つがお披露目された事になります。JGTOの新たな胎動です。