全米女子プロゴルフ協会(USLPGA)は2024年12月4日、競技資格に関する性別方針を明確にすると共に、その内容を『lpgaジェンダーポリシー』としてまとめ公表しました。
概要は下記の太字で表現した内容になりますが、英文での内容をグーグル翻訳を通じ表記しています。
『出生時に女性と指定された選手は、LPGAツアー、エプソンツアー、レディースヨーロピアンツアー、およびその他のすべてのエリートLPGA大会に出場出来ます。出生時に男性と指定された選手や男性思春期を経験した選手は、前述のイベントに出場出来ません。』
この内容は、性転換手術を受けた出生時男性、或いは女性を自認する出生時男性に対し、USLPGAは指定した上記試合への出場を認めない、と言うものになります。
またジェンダーポリシーを読み進めると、ゴルフは誰でも楽しめるスポーツであり、男女を問わないオープン競技では、ワールドハンディキャップシステムを基に公正公平に競争出来る、ともしています。
今回USLPGAがこの様な内容を公表した背景には、2024年夏にパリで開催されたオリンピックでのボクシング事件が有ります。この試合へはアルジェリアと台湾の元男性2選手が、女性として参戦したのですが、この2選手については2023年の世界選手権で性別適格検査で不合格になっており、オリンピック開催期間中に物議を呼びました。
様々な議論を呼んだ事件でしたが、USLPGAはパリオリンピック時の様な混乱を避ける為、いち早く基本的な方針を打ち出したものと思われます。