一社)日本ゴルフ場経営者協会(NGK)は2024年2月末時点における全国のゴルフ場数を、2024年11月に入り公表しました。此の資料の基礎になっているのは、利用税を納めているゴルフ場になります。
今回明らかにされたゴルフ場総数は2,169コースですが、此処には18ホールズ未満のゴルフ場が105コース含まれています。いわゆるショートコース等と呼称されているものになりますが、この105コースを差し引いた2,064コースが、本格的な18ホール規模以上のコースになります。
総数で言えば前年度よりも9コースが1年間で減少した事になりますが、18ホールズ以上のコース数で言えば10コースが減少しました。減少数は前年度時点で11コースでしたので、今統計に於いても大きな差異は無かったと言えます。振り返れば2010年度以降14年間で、258コースが消えています。
今統計で消えたゴルフ場には、『昭和の森ゴルフコース』も含まれています。稼働率も高く常にゴルファーで賑わっていたゴルフ場で、街並みに溶け込んだ自然環境は地域住民に潤いをもたらしていた側面は、今となっては懐かしくも有ります。ゴルフ場は森林破壊の元凶などと揶揄されたのはかつての話であり、CO2吸収効果などを考慮するならば、その存在意義は高いものが有ったのだと言わざるを得ません。
年々減少するゴルフ場ですが、歯止めがかかるのは何時になるのでしょうか。