太平洋クラブの経営母体でもある株式会社マルハンが、2024年4月30日に荒川河川敷に展開する9ホールコースの『新東京都民ゴルフ場』を取得していました。
同日、此れまで経営を担ってきた葵会グループの河本貢司氏に代わり、マルハン社の韓俊氏が代表取締役へ就任しています。太平洋クラブによれば直接的関係は無く、マルハン社の北日本カンパニーの管轄になっているとの事です。
振り返れば同ゴルフ場は、茨城GCグループを離脱後に多くの従業員の要請により登場した茂出木氏へ、経営を委ねる事になりました。しかしながら2019年の19号台風の甚大な被害から茂出木氏は、ゴルフ場経営そのもを断念せざるを得ない状況へ、追い込まれてしまいました。
その後救世主の如く登場したのが、医療の葵会グループでした。同グループでは2020年8月1日に、JGTOの青木功会長やPGAの倉本昌弘会長が臨席し、再出発の記念式典を開催していました。力強い援軍を得て明るい展望が見えて来たかの様でしたが、約4年後の2024年に経営母体が交代となったのです。
今回M&Aによりマルハン社が取得したのは(株)NIHON.TURF&GREEN社ですが、当該ゴルフ場関係者によれば、マルハン社による積極的取得姿勢が渋る葵会グループを説き伏せた様です。