栃木県芳賀郡茂木町の東ノ宮カントリークラブが閉鎖され、跡地へ大規模太陽光発電所が建設される計画が有る、この様に栃木県の日刊紙である下野新聞が報じたのは2024年6月15日の事でした。下野新聞ならではのいち早い報道でしたが、約1ヶ月半が経過した今日、どの様な状況なのでしょうか。
同ゴルフ場の関係者曰く、本社の株式会社バンリューゴルフから決定事項とも言える内容は現場へ伝えられて来ていない為、ゴルフ場側から会員へ言える内容は無い状況とのこと。しかしながら多くの会員は新聞記事を読んでおり、うすうす「閉鎖になるのではないだろうか」と感じ取っている様子だとしています。
栃木県によるメガソーラー事業としてのこの案件は、気候変動対策課が受け持っており、メガソーラー事業がCO2排出削減に効果があると言われている観点からは、推進して行く方向だとしています。とは言え1つのゴルフ場が無くなってしまうのは、県内のゴルフ場事業推進の立場からはもろ手を上げて喜べず、事態の推移を静観せざるを得ないとしています。
ところで当該ゴルフ場の買い手と言われているのはPAG Renewables合同会社ですが、同社は「日本をはじめとする諸国での再生可能エネルギーの拡大をミッション」にしています。下野新聞によれば、同社は2028年に工事開始を予定している様ですので、残すところ4年ほどになります。当該ゴルフ場は600名ほどが在籍する会員制ですので、会員を軽視しての閉鎖は有り得ませんので、会員の声を良く聞き取って頂きたいと言わざるを得ません。