龍ヶ崎カントリー倶楽部では暑さ指数33でプレー中止へ

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 龍ヶ崎カントリー倶楽部(茨城県)では2024年に入り、熱中症対策として暑さ指数(WBGT)を導入しています。此れまでこの様な基準が無かった為、「我慢強い事が美徳」としてもてはやされる傾向が無かったかと言えば、決してそうでは無かったと言えます。

 当該倶楽部ではこの様な傾向に対し暑さ指数を打ち出す事で、ある基準を超えた場合は大変危険であるとして、「止める勇気」を称賛しプレーヤーやキャディの命を守る方針を明確にしたのです。その基準とは暑さ指数33ですが、この数値は気温では無い点にご留意下さい。

 当該倶楽部ではインコースのスタート地点、練習場のグリーン周り、練習場打席の3箇所で計測し、更に龍ヶ崎市の指数を含めた4点全てが基準値を上回った場合、来場者のプレー及びコース管理者の作業などを中止するとしたのです。中止が何時の時点であったとしても、ひとたび発出された場合、再開は有りません。

 ところで当該倶楽部では、今夏に入りこの様な状況に至った事は無く、又救急車の出動も無いとしております。なお一旦プレーを中止する判断に至った場合、プレーフィについてはラウンドの消化状況を加味し、適切な料金体系を設けています。

 いずれにしてもこの熱中症対策問題は、こと龍ヶ崎カントリー倶楽部に限定された話ではない為、遅いか早いかは別にして多くのゴルフ場が、暑さ指数を取り入れて行くものと思われます。それほど現在の日本の気象状況は大きく変化し、ひと昔前の「梅雨」などの季語は、今や死語になりつつあるのでは無いでしょうか。