7月と言えばひと昔前、梅雨と言う季語で表現された様に、雨が長続きしジメジメと蒸し暑い日が多い、その様な気候を想像しがちですが、近年その様相が変わって来ています。
ある意味「梅雨」は死語に等しくなりつつ有り、国は7月を熱中症対策の重点月に挙げています。一社)日本ゴルフ場経営者協会の資料によれば、昨年2023年のゴルフ場事業での熱中症による死亡例を、下記の様、具体例をもって示しています。
「 気温34.9度C、暑さ指数(WBGT)32.9、この様な環境下で朝の8時頃から箒で場内の清掃作業、その後木材の運搬作業に従事していた方が、11時頃に倒れ込み緊急搬送されるも、搬送先の病院にて死亡 」
国は暑さ指数33にて、緊急アラートを発しています。これを単なる注意報として捉えるのか、その捉え方は事業体によって様々ですが、ゴルフ場によっては、プレー中止の一つの目安にしてもいます。
今回紹介しますのは、上記写真の『黒球型携帯熱中症計』です。日射や地面からの照り返しによる熱を黒球で測定し、黒球温度、温度、湿度を加味した正確な測定数字を教えてくれる機材です。設定した熱中症レベルに達すると、ブザー音やLEDの点滅などで警告を発します。
1コースに1台、備え付けておきたい計器だと言えますが、日本ゴルフ場共同購入(株)_<TEL 03-5577-4369>では、現在1台6,820円(税込)にて販売中との事です。ゴルフ場のスタッフのみならず、来場者の命を守る為のツールとしては、とても安価です。