京急は長野京急CCを9月にシンガポール企業へ売却予定

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 東証プライム市場上場の京浜急行電鉄株式会社は、傘下のゴルフ場・長野京急カントリークラブ(長野県)を、2024年9月1日にシンガポール企業へ譲渡するとして、2024年6月27日広報を通じ明らかにしました。

 売却の目的は経営合理化の一環からだとしていますが、その手法は会社分割にて事業譲渡として行います。京浜急行電鉄が経営し、そして連結子会社の(株)長野京急カントリークラブが運営す長野京急カントリークラブ事業について、ペイシャンスゴルフクラブ(株)を承継会社として吸収分割にて譲渡するものです。

 譲渡に当たり同広報によれば、同ゴルフ場が有する資産及び負債についても承継するとしていますが、何よりもゴルフ場として継続営業する事が大前提での契約との事です。最近の傾向は、ゴルフ場取得企業が数年は経営するも、後に廃業し他事業体へ転換するケースが散見されます。

 資金効率の良い事業へ転換して行く、これは当然の成り行きだと言えますが、今回に限りこれは有り得ないと同広報はしております。ちなみに承継会社はペイシャンス・キャピタル・グループの一員であり、同グループは既に斑尾高原スキー場や斑尾高原ホテル更には妙高杉ノ原スキー場を運営しており、当該ゴルフ場取得はシナジー効果を求めてのものの様です。承継会社の概要は、下記の通りです。

(1) 商号ペイシャンスゴルフクラブ株式会社
(2) 事業内容ゴルフ場の運営事業ほか
(3) 設立年月日2024年5月15日
(4) 本店所在地長野県長野市北郷2016番327
(5) 代表者の役職・氏名代表取締役 ケン・チャン・チェン・ウェイ
(6) 資本金100,000円
(7) 大株主及び持ち株比率Patienece Hospitality Pte Ltd 100%