『仙台空港CCを守る会』が10月7日決起集会開催

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 株式会社仙台空港カントリークラブは2023年5月9日、債権者より東京地裁へ会社更生手続開始申し立てを受け、今日に至っています。同日同地裁は、調査命令を発動していますが、開始決定には至ってないのが現状です。

 この間、7月31日に仙台空港CC社は、ガーデンゴルフクラブ株式会社及び上海東金都珠宝有限公司との間で、20年におよぶ賃貸借契約を締結しています。この様な離れ業を駆使し得た経緯は、同ゴルフ場の親会社であるSW開発株式会社、その株式を50%保有している株式会社ディ・アイジャパンが、自らの保有分全てを株式会社WOコンサルティングへ譲渡した事によるものです。

 新たな50%の株主となったWOコンサル社が、もう片方の50%株主である株式会社韓国産業洋行を無視し、異例の賃貸借契約を締結したのですが、既に10年分に及び賃料2億2000万円を受け取っているとの事。この行為は、実質的な事業譲渡に等しいと言われており、今後のゴルフ場収入はガーデンゴルフクラブ社と上海東金都珠宝有限公司社が吸い上げて行く事になります。

 手続き手順を無視したWOコンサル社の暴挙は、在籍している会員を全く無視したものであり、健全なゴルフ場運営とは全くかけ離れたものになっています。当初この騒動を静観していた会員達でしたが、9月20日には『仙台空港CCを守る会』が結成され、闘う姿勢を前面に示しています。

 そしてこの勢いは、10月7日に決起集会を開催するまでに、盛り上がって来ています。当日は約100名が参集し、闘いの「趣意書」が採択されています。一人でも多くの会員を会へ組織化する運動方針と共に、当初SW開発社より委任を受けゴルフ場運営にあたっていた株式会社エイチ・ジェイと共闘していく事も再確認されたのです。

 両者はいち早く、東京地裁が会社更生手続開始決定を下して欲しいとしていますが、願いは裁判所管理の下に仙台空港CC社を整理し、当該ゴルフ場を健全な運営体制へ移行させる為です。ちなみにSW開発社は、東京地裁より9月7日に破産開始決定を受けています。