2023年7月12日の昨日、帝国データバンクと東京商行リサーチは、株式会社東名小山カントリー倶楽部が債権者約19,820名に対し約175億3100万円の負債を抱え、7月6日に東京地裁へ破産申請した事を報じました。
同日同地裁より開始決定を受け破産管財人に選任されたのは、永沢総合法律事務所(東京都中央区:TEL 03-3273-1800)の藤井哲弁護士です。同弁護士によれば、債権者が多い為に債権者説明会を開催せず、また破産手続き費用に支障をきたす恐れがある事から、破産債権届の提出を当面求めないとしています。
当該法人は同名のゴルフ場建設を目論むも完成へ至らず、その用地は1989年より『ギャッツビイゴルフクラブ』へと名称変更され、ゴルフ場として今日に至っています。当該法人は、そのゴルフ場の一部施設を保有している関係から賃貸契約を締結し、その収入で経営されていたとの事ですが、今般5月にその契約継続がままならず、法的整理へ至っています。
現在当該ゴルフ場を運営しているのは、(株)ゴルフサービス(駿東郡小山町_代表:金山英植)ですが、今後のクラブ運営方針について、今秋には新たな内容をギャッツビイゴルフクラブ会員へ、提案出来るのでは無いかとしています。ここでの会員とは、(株)東名小山カントリー倶楽部の預託金債権者を指すものと思われます。
権利関係が複雑な当該ゴルフ場ですが、会員によれば7月7日~8日頃にかけ、破産に関する書面が届いた様です。なおこの度この破産申請を行った代理人は、浅香寛弁護士(浅香法律事務所、東京都新宿区四谷1-20、TEL 03-3341-1501)他2名でした。