滋賀県の「センチュリー・シガ・ゴルフクラブ」を経営していました株式会社センチュリー(以下センチュリー)が、2023年6月1日大津地裁へ特別清算を申請しました。
帝国データバンクによれば、申請代理人は東畠敏明弁護士(大阪府、東畠法律事務所_TEL 06-6858-1829)で、負債は預託金約43億円を含む約55億円との事です。
当該法人は今回を含めると、法的整理は2回目になります。かつて2001年4月24日に民事再生法の適用を申請し、2002年7月10日に再生計画の認可決定を受けていました。此れが1回目です。ところが約20年が経過した今日、売り上げの減少から様々な資金需要へ対応出来ず、この様な結果になりました。
ところで当該ゴルフ場関係者いわく、会社分割も視野に入れており、この手続きが可能になれば債務を切り離せる為、新会社は大変楽になるとしています。此れ迄の流れを振り返れば、やはり当初の整理時に行った継続債権者への40%カットと言う内容が甘かった故に、会員へ2度も辛い思いをさせる事になったとも言えます。
センチュリーは2023年5月31日の株主総会にて会社解散を決議し、そして通常の清算業務とは異なり、裁判所管理の基に進める訳ですが、早ければ年内にも終了するのでしょうか?