大洗ゴルフ倶楽部の第71期決算が明らかに

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 大洗ゴルフ倶楽部を経営する株式会社水戸カンツリー倶楽部は、2023年6月27日第71期有価証券報告書(2022年4月1日~2023年3月31日)を公表しました。概要は下記の通りです。

第69期第70期第71期
売上高(千円)510,103630,074779,292
経常利益又は経常損失(千円)△27,29935,52915,111
当期純利益又は当期純損失△27,92234,90614,488

 上記表で確認出来る様、2期連続での黒字決算になるものの、それ以前は赤字続きでした。第71期が黒字になった要因の一つとして、来場者の増加を同報告書は上げており、前期比2,242名が増加した事により、前期比23.7%の増収となったとしています。

 では来場者増加へ向けどの様な対策を取ったのかと言えば、同報告書は差別化を図ったとしています。ビジターであってもスタートが取り易い昨今のゴルフ場事情を逆手に取ると共に、大きな公式競技試合へ会場として提供する事で話題作りを行う、この様な策を取ったとしています。

 ところで会員権の名義書換料収入は、全体利益の中で11.4%の比重を占めています。その額は88,660,000円です。この金額には様々な手続き料が、含まれているものと思われますが、敢えて正会員名義変更料の税別150万円で割って見れば59件になります。これは月に約5件の入会者が、居た事になります。

 第72期も走り出し早3ヶ月が経過するところですが、経営会社役員3名と倶楽部理事3名の合計6名による業務執行体制が、今期どの様な内容へ仕上げて来るのか、コロナ後と言う側面もあり大変注目されます。