ゴルフスタジアム社事件に端を発したSMBC裁判が、2023年5月15日東京高裁にて、本年3月6日に続き2回目の公開裁判が行われました。SMBCファイナンスサービス株式会社を原告とし、レッスンプロやゴルフ練習場経営者たちを被告としたこの裁判ですが、村上正敏裁判長は今回をもって弁論終結との判断を下しました。
被告側が裁判長のこの唐突な打切りに対し、様々な抗弁を試みるも何度となく「終結とします」との宣言は、法廷内に空しく響くばかりでした。この宣言後に村上裁判長は、判決日を6月28日としました。
当該裁判の一審・地裁では、クレジット会社の過失を一部認めている関係から、そして高裁へ移動してからは村上裁判長の「信義則を重んじる」発言も有り、原告側不利なる展開を多くの関係者が思い描いた事と思われます。しかしながら5月15日の終結宣言は、その期待を一瞬にして裏切るものと成りました。