2023年5月10日英国のフィナンシャル タイムズ紙は、投資会社であるソフトバンクグループ株式会社が、傘下のフォートレス インベストメント グループ(以下フォートレス)の売却へ向けた交渉が、詰めの段階にあると報じました。
買い手はアラブ首長国連邦アブダビ首長国の政府系ファンドであるムバダラ インベストメント(以下ムバダラ)で、金額は約30億ドル、日本円換算で約4,000億円との事です。早ければ5月末にも、公式発表があるのでは無いかとしています。この点に付いて5月11日に行われたソフトバンクグループ社の2023年3月期決算席上で、専務執行役員・後藤芳光氏は質問者からの解答として、「ノーコメント」を貫き通しました。
これはある意味この重要案件が、現在進行形である事の何よりの証左と言えます。振り返れば昨年2022年8月の決算発表会にて、フォートレス売却方針を孫社長自らが明らかにしていましたので、フィナンシャル タイムズ紙の報道はうなづけるものとなっています。
2022年1月に韓国系のMBKパートナーズからフォートレスへ移行したアコーディアゴルフグループですが、ソフトバンクグループによるフォートレス売却と成れば当然、傘下のアコーディアゴルフグループも席を移動する事になります。今後の動向が注目されます。