栃木県のアローエースゴルフクラブでは、2024年3月末をもって会員制クラブを正式に解散し、パブリックのゴルフ場へ移行する事になりました。既に運営スタイルは2023年4月より、パブリックスタイルへ変更している為、1年のインターバルをもって完全移行する事になります。
此れ迄当該クラブでは会員制を維持する為に、様々な創意工夫をもって対応して来ていました。例えば10年ほど前、クラブ発足当初からの会員資格者或いは会員資格を継承した会員へは、全額預託金を返還し、正会員305,000円(税込)と平日会員152,500円(税込)で会員募集を開始したのです。当時公表された募集人員は300名でしたが、経産省へは1,200名で届けていました。
新たな会員制クラブを模索する中、近年のコロナ禍は、一般的にフォローの風がゴルフ場業界へは吹いたと言われているのですが、当該ゴルフ場に於いてその恩恵を大きく評価する事は出来ませんでした。会員制による此れ迄のスタイルでの運営へ疑問が呈され、遂に大きく180度舵を切る事になったのです。
当該クラブよれば2023年4月下旬時点で、220名ほどの会員が在籍している様ですが、この方々への預託金返還業務を今期で終了させる予定との事。ゴルフ場自体は他業態へ転用する計画は無く、存続させていくとしています。