2022年10月27日(木)大阪地裁・第12刑事部にて、グリーンキーパーとしてゴルフ場業界で名を馳せた、大江康彦(62)被告に対する初公判が開かれました。原告は株式会社クラシックです。
この裁判は2021年12月8日クラシック社の告訴を受け、大江被告が今年2022年7月21日に大阪の四条畷署に逮捕されていました。そして8月8日検察側が、起訴した事による裁判です。容疑は詐欺です。
検察側の説明によれば大江被告は、RSG社を経由し芝生活性剤をクラシック系列ゴルフ場へ納入したとして、クラシック社へ架空請求後、その金額を詐取したというものです。裁判を通じ被告側は証言を留保するとして、具体的な発言は次回以降となりました。
元をただせば関西のクラシック系ゴルフ場で、支配人をしていた人物Aの不正から、芋づる式に今回の大江被告の不正が発覚したとの事ですが、元支配人Aと大江被告は北海道の小樽カントリー倶楽部で共に働いた同僚でした。
今回この裁判を通じ大江被告の取引実態が明らかにされ、詐欺だったのか否か証明されるものと思われます。とは言え活性剤が実際散布されたのか否か、此れを証明する為の根拠をみいだすのは、大変ハードルが高い様にも思われます。