小田原湯本カントリークラブ(神奈川県)では2022年4月1日より、会員権の名義書換料を改定しています。その概要は、下記の通りです。
会員種別(第三者譲渡) | 改定前(税込) | 改定後(税込) |
正会員(36歳以上) | 1,100,000円 | 880,000円 |
正会員(35歳以下) | 1,100,000円 | 440,000円 |
平日会員 | 770,000円 | 385,000円 |
当該クラブでは現在、会員募集も行っていますが、募集金額と名義書換料が似通っている事から、混同しそうになります。当該募集が如何に譲渡不可と言えども、35歳以下の方が税込44万円で正会員へ入会出来るのであれば、既存の会員権を購入し名義書換を通じ入会しようとする意義は、少ないものと思われます。
既存会員権を購入し入会手続きを取る事は、結果としてコスト高になる事から、現在の会員募集を貫いた場合、既存会員権の価格はほぼゼロに近く無ければ、整合性が取れなくなります。ある意味既存会員権は価値の無いものだと、当該クラブ自らが断定し、その様に宣言しているも等しいものの様に見えます。
この度の名義書換料改定は、35歳を区切りに差別化を図り、クラブの若返りを図ろうとしているクラブ側の意図が、良く伝わって来ます。一体どの様な状態に達したならば、今回の改定が成功と言えるのでしょうか。当該クラブに於ける新たな挑戦が、どの様な評価を受けるのかは、今しばらく時間が必要です。