三井住友VISA太平洋マスターズ大会事務局は2021年10月8日、今年11月11日からの大会を有観客、つまり一日の来場者数を5,000人に限定し開催する事を明らかにしました。更に今週開催されます日本オープンに於いても、既に一日5,000人へ絞り、観客を受け入れるとしております。
長らく続いて来た閉塞感も、徐々に緩和される兆しが見えて来ましたが、今年2021年4月のJGTOツアー開幕戦以降、どの様な動きだったのかを俯瞰的に見た時、その概略は次の通りです。此れ迄17試合が開催され、その内12試合が無観客、5試合が有観客でした。
通算試合 | 開催日(初日) | トーナメント名略称 | 期間中来場者数 |
8試合目 | 6月3日 | 日本ゴルフツアー選手権 | 2,873名 |
9試合目 | 6月24日 | ダンロップ・スリクソン福島 | 3,381名 |
10試合目 | 7月1日 | 日本プロゴルフ選手権 | 10,563名 |
12試合目 | 8月26日 | Sansan KBCオーガスタ | 8,804名 |
13試合目 | 9月2日 | フジサンケイクラシック | 1,730名 |
今後ツアー7試合を残す中、1日5,000人の縛りが解除される見込みは、衆議院選挙後政権の課題になって来るものと思われます。政府やスポーツ庁の号令無しに、現状のトーナメント状況を改善する事は、困難だろうと推察されますが、国民が今求めているものは、正しく社会のモードチェンジ以外の何物でも無いと言えます。
ゴルフトーナメントが見るものを感動させる、本来持っている姿をいち早く取り戻して欲しい、と願わずにはいられません。なお蛇足ですが2021年夏米国のCDCとFDAは、2021年12月末をもって「PCR検査の緊急承認を取り消す」、事を明らかにしました。理由は正しく把握出来ない為ですが、1年前から日本の感染症研究者たちにより指摘されて来た点が、追認される事と成りました。