飯能ゴルフクラブは8月22日に入会条件を改定

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 埼玉県の飯能ゴルフクラブでは、2021年8月22日クラブ理事会を開催し、新規入会者の諸条件を改定しました。その主眼は時代に即したものへ変更する事でしたが、その改定は即日実施されました。主な改定点は下記の通りです。

  1. 「日本国籍を有する者」から「原則として日本国籍を有する者」へ改定
  2. JGA加盟他クラブの会員、ハンディキャップ保有に関する条文を削除し廃止
  3. 法人の入会に当たり、その法人資本金規定を1億円から5,000万円へ変更

 この様に見て来ると、当該クラブが求めているゴルファー像と言うものが、自然と見えて来ます。年齢30歳以上の男女でゴルフ歴5年以上ある方が、年間良くラウンドされている当該クラブ在籍3年以上の会員と親交が有り、その推薦を受けられる方と言う事になります。

 この度の改定にはかつての様な細かい縛りが消えると共に、大きなメッセージを発信し得ている様にも思えます。企業も個人もグローバル化する中に有り、何時までも井の中の蛙的姿勢では、時代に取り残される可能性が有りました。これを象徴するのが会員権価格ですが、長く低空飛行を続ける当該クラブにとって、名門とは昔話にも思えてしまっていました。

 古き良き伝統を守りつつ、時勢の変化を吸収し得るゴルフを通じた社交クラブ、当該クラブ会員のこの様な思いが、入会条件を改定へ突き動かした原動力と成った様にも思われます。