大利根カントリークラブはコロナ禍の中黒字決算

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 茨城県の大利根カントリークラブを経営している株式会社大利根カントリー倶楽部は、2021年6月29日第63期(2020年4月1日~2021年3月31日)有価証券報告書を発表致しました。

 この中で明らかにされたのは、当該ゴルフ場は黒字決算だった事です。多くの名門と言われるゴルフ場が、コロナ禍の中赤字を余儀なくされた訳ですが、当該ゴルフ場では43,482千円の経常利益を出しています。どの様にしたら、その様な黒字を達成出来るのでしょうか。

 それは経費削減と収益増強策が、見事にかみ合い上記結果と成ったのですが、具体的には下記要点となります。
1.開場記念杯の中止
2.クラブバス減便
3.人件費削減(賞与削減)
4.平日会員募集の成功_約1億円
5.来場者1名に付き税込約1,000円をコロナ対策費として徴収(約5,050万円)

 この様な策が功を奏したのですが、それを下支えしたのは当該クラブ会員と、クラブが継続的に行っている来場者促進策でした。当初コロナの悪影響から年間来場者数を44,608名と想定していましたが、結果は50,499名と成り31,167千円の営業利益を上げる事が出来たのです。

 クラブ関係者によれば今年度は出足が好調な様で、スタッフへのしわ寄せは昨年の一時的で済む可能性が出て来たようです。