茨城県の筑波カントリークラブを経営している株式会社筑波ゴルフコースの第65期(2020年4月1日~2021年3月31日)有価証券報告書が、2021年6月30日に発表されました。
当該法人も新型コロナウイルスの悪影響には抗しがたく、長年黒字決算を続けて来ておりましたが、前期は6,528千円の経常損失を計上せざるを得ませんでした。これを裏付ける様に、此れまで7億円前後で推移して来た売上高も、前期は597,952千円へ落ち込んだのです。
この背景には、休場日貸切営業のほとんどがキャンセルになるなどし、営業日数が前期比12日減少し319日に成った事。この事から来場者数が3,977名減少し、35,172名に成ったとしております。この内訳は、会員が前期比1,757名増え、ゲストが5,734名の約31%減少しております。
当該ゴルフ場に於いても昨年の一般的傾向と同様、会員の稼働率が高まりゲストの来場者数が減少しました。当該クラブでは、「低価格化ゴルフ場と差別化する方針」にて経営に当たっていますが、新型コロナの動向に付いては先行き不透明感が強く、事態が長期化する場合、財務状況に重要な影響を与える可能性が有ると結んでいます。