福島県いわき市のJGMセベバレステロスゴルフクラブでは、2021年4月1日から1年間休場する予定です。此れは福島復興再生道路計画事業の一環で、いわき市泉町市街地より常磐道へつながる8.3Kmの、いわゆる小名浜道路建設に関する事からです。
この事業は2012年10月に立ち上がったものですが、文字通り10年前の本日3月11日に起こった東日本大震災から、福島を如何に復興させて行くかがテーマになっています。この道路建設に関係する予算は、約563億円と言う膨大な金額です。
建設期間は約10年を見ておりますので、福島県いわき建設事務所では、2020年代初頭の完成を目指すとしております。今年は遂に当該ゴルフ場隣接地でも、工事が始まる予定です。この工事が始まりますと、安心してゴルフは出来ないし、プレーヤーを受け入れられないと言うのが、当該ゴルフ場の見解です。
この道路建設による当該ゴルフ場関連の保証金を巡り、2014年にクラブを構成している一般社団法人の理事数名と、経営側が対立すると言う事件も勃発し、福島地裁へ提訴された経緯が有ります。曰く因縁が渦巻き今日に至っている当該ゴルフ場ですが、1年間の休場後、どの様に変化して行くのでしょうか。
ところで問題は当該クラブ会員の処遇です。この問題がないがしろにされない様、対処頂きたいものです。