2月15日株価3万円超え状況下での会員権動向は

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 2021年2月15日東証の終値は、3万84円15銭を記録しました。この数字は1990年8月2日以来との事ですので、約30年半ぶりの出来事になりました。

 此れには様々な要因が有るのだろうと思われますが、株価は近い将来の経済指標を表しているのだとすれば、これほど望ましい事は無いとも言えます。ではこの様な株高が、ゴルフ会員権の相場動向へも、影響をもたらすものでしょうか。その相関関係を証明する事は大変困難で有り、その様な研究も殆ど無いのが現状です。

 2020年の昨年後半、多くのゴルフ場で来場者数が、前年対比で増加しました。この現象を反映するかの様に、20万円から30万円の低額会員権を中心に、ゴルフ場を窓口にした販売が大変好評でした。安心で安価な利用券としての側面が、販売を促進させたのだと思われます。

 では流通市場での動向は、どの様になっているのでしょうか。ゴルフ場の法的整理などを通じ、かなり以前より底値が確認されている銘柄が有る反面、首都圏を中心にした名門と言われるれるゴルフ場会員権の底値が、中々見え辛い状況が長く続いて来ておりました。

 その様なゴルフ場の会員権相場にも、下げ止まりの現象が見え出して来ています。経済動向に大きな影響を受ける事無く堅調に推移して来た茨城GC、相模原や大利根の様に自助努力の効果が見え出してきたクラブが有るものの、武蔵CC、我孫子GC、鷹之台CCなどには中々買い手がつきづらい状況です。

 この3銘柄の相場反転が確認されたならば、1990年をピークとしたゴルフ会員権相場のボトムが見えた、と言う事になるのだろうと思われます。間もなくでしょうか?この3銘柄の動向に、しばらく目が離せません。