2021年男子ゴルフツアーの新たな胎動

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 2020年12月25日ジャパンゴルフツアー選手会(会長:時松隆光)は、本年2021年の新規開催試合として『JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by RICHARD MILLE』が開催される事を公表しました。

概要は下記の通りです。

主催 ジャパンゴルフツアー選手会(JGTPC)
共催 一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)
特別協賛 リシャールミルジャパン株式会社
協力 ホウライ株式会社、リシャールミルジャパン基金
会場 西那須野カントリー倶楽部で調整中
運営 株式会社 ダンロップスポーツエンタープライズ
賞金総額 5,000万円
優勝賞金 1,000万円
出場人数 144名
競技方法 72ホールズ・ストロークプレー

 時松会長は当該試合の発表に於いて、昨年6試合しか開催出来なかった苦しい状況を克服すべく、「皆様に感動と勇気を与えたい・・・、だったら自分達で立ち上がろう!」との発想で、この度の試合を立案したと説明しております。そして今までに無いツアーのモデルケースとして成功させる事で、ツアーの新たな地平を切り開いて行きたいと考えています。

 振り返ればこの新規トーナメントは昨年2020年夏、選手会の池田勇太事務局長がリシャールミルジャパン株式会社の川崎社長へ、新規トーナメント構想を打ち明ける中、同社の協力を得られ開催へこぎつける事になったものです。

 同社の協力は単年限定と現時点ではなっている様ですが、選手会ではこの主催試合・JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIPを、来年以降も継続して行きたいと計画しています。2022年にも開催出来るのか否か、この件は選手会のみならずJGTOも含めた将来へ向けての組織の存続と継続性、更にはその意義までも含めた大きな内容が問われるものです。

 此れまでの様に企業主催トーナメントへ、選手を派遣するだけの組織と言う位置づけで終わってしまうのか、それとも存在感と発言権を有した大きな組織へ発展させていけるのか、当該トーナメントはその試金石となるものだと言えます。新たな胎動を見せ始めた、日本の男子トーナメントの動向に注目です。