東証一部上場の株式会社よみうりランドは現在、東京よみうりカントリークラブ、よみうりゴルフ倶楽部、静岡よみうりカントリークラブ、千葉よみうりカントリークラブと言う4コースを経営しております。
よみうりランド社の株式を16.27%保有し筆頭株主であった株式会社読売新聞グループ本社は、2020年11月9日より12月21日まで同社株式公開買付け(以下TOB)を行った事により、5,610,403株を339億4293万8150円にて取得しました。この結果読売新聞グループ本社は、よみうりランド社株式を89.27%保有する事となり、当初の目論見通り完全子会社としたのです。
此れまで読売新聞グループ本社は、新聞3本社と読売巨人軍、中央公論新社を含め「基幹6社」と表現して来ましたが、此処によみうりランドが加わり、今後は基幹7社と呼称されるのだと思われます。グループによる株式持ち合いが解消された今回のTOBですが、此処から得られるメリットをよみうりランド社は下記の様に捉えています。
- 読売新聞グループ各社との連携による新たな収益基盤の確立
- 読売新聞グループのノウハウ、総合力の活用を通じた収益力の強化
- 読売新聞グループの資金力・信用力の活用
シナジー効果の期待大であるとの認識を示すと共に、傘下のゴルフ場についても同様に、悪影響は全く無いとしております。今回の再編がゴルフ業界へ、今後どの様な動きとなって具体的に表れて来るのか、現時点で予測は出来ないものの、注目していきたいと思います。