新型コロナウイルスの影響によりゴルフスタジアム被害者とリース・クレジット会社を巡る裁判が、春先からの長い中断を経て8月より再開しましたが、同時に被害者達の抗議活動も活発化して来ました。
2020年10月28日は全国からの被害者が東京・恵比寿に集結し、第一弾としてジャックス本社前にてプラカードを掲げ、無言の抗議活動を展開しました。朝の通勤時間帯を狙った活動ですが、多くの一般人へ現在起きている事件を、広く知って頂きたいと言う被害者の心情でも有りました。
ジャックスを被告とした東京地裁民事4部、民事24部、民事39部に於ける闘いは、被害者総数で数百人規模のものであり、如何にゴルフスタジアム事件で同社が大きな役割を果たしていたかが、一目瞭然に理解出来ます。この事から本丸とも言える同社への抗議は、最優先で行われたのです。
<オリエントコーポレーション本社前でのプラカードによる抗議活動>
その後抗議団は場所を四谷へ移動させ、オリエントコーポレーション本社前にて、上記ジャックスと同様の無言による抗議活動を展開しました。行き交う人々も何事が起きたのかと、いぶかし気に眺めながら抗議ビラに目をやる姿が印象的でした。
今回抗議団が手にしていたプラカードの一枚を紹介させて頂くならば、『信販会社に審判』なるものは大変キャッチーなものに仕上がっており、ユーモアを誘いつつも怒りの気持ちが充分反映されたものでした。この日全国からこの抗議活動に参加した被害者は約30名との事ですが、更なる活動を誓い散会したのは9時30分を過ぎていました。
今後本裁判に於いても、そう遠くない時期に証人尋問が、行われるものと思われます。一日一日の闘いが重要な時期に、差し掛かって来ているものと思われます。