公益社団法人日本プロゴルフ協会(以下PGA)は、2020年5月1日付けで公益財団法人日本プロスポーツ協会から脱退(退会)したとして、2020年6月15日定例理事会後の記者会見で明らかにしました。
脱退理由についてPGAの倉本昌弘会長は、「指導勧告を受けている団体に、役員としているのは芳しくない」、との指摘を受け決断したとの事です。
日本プロスポーツ協会(代表者:島村宜伸)は2020年2月14日、行政庁(内閣総理大臣:安倍晋三)より「公益目的事業を行うのに必要な技能的能力を回復させる為の措置を講じなければならない」として、命令書なる命令を受けております。
日本プロスポーツ協会の事業とは、プロスポーツ界で活躍した選手や団体を、毎年12月に『日本プロスポーツ大賞』として表彰する事です。この事業を推進して行く上での組織が、全く機能していない点が以前より指摘されており、2019年9月には一般社団法人日本野球機構が脱退を表明しておりました。
更に今年2020年に入り、公益財団法人日本相撲協会や一般社団法人日本女子プロゴルフ協会なども相次ぎ脱退しており、今やその流れは止められそうにも無いと言えます。機能不全の状況から同協会は、立ち直る事は出来るのでしょうか。PGAの決断は賢明だった、と言えるのではないでしょうか。