東証一部上場の三菱マテリアル株式会社は2020年6月1日、連結子会社である西日本開発株式会社を、6月30日に大阪府八尾市の平川商事株式会社へ譲渡するとして、広報を通じ明らかにしました。
西日本開発社が保有しているゴルフ場は2コースあり、その一つは玄海ゴルフクラブであり、もう一つは筑紫野カントリークラブです。玄海GCは今を去る事30年前のバブル経済時には、法人接待用ゴルフ場として重宝されました。松林でセパレートされたレイアウトは、多くのゴルファーを魅了する定番のゴルフ場だったのです。
今回譲渡に当たりその理由を三菱マテリアル社では、「事業ポートフォリオの最適化」を上げております。同社によれば当該2コースは、事業の多角化を進めていた時期に取得したゴルフ場であるものの、近年ゴルフ場事業の分離は課題にも成っていたとしております。その意味で今回の譲渡は、当然の帰結なのかも知れません。
2コースは会員制ゴルフ場であり、当然会員の預託金もある訳ですが、それも継承する形で傘下へ組み入れる平川商事では、大阪の太子カントリー倶楽部と奈良のKOMAカントリークラブと言う2コースを既に運営中ですので、7月1日からは合計4コースに成ります。
平川商事のゴルフ場運営に関しては、既に高評価を得ている事から、玄海GCと筑紫野CCがどの様に変化して行くのか注目されます。ちなみに三菱マテリアル社では、当該2コースのゴルフ場経営は、大変良好だとしております。