神奈川県の清川カントリークラブでは、新規入会者に対し会員2名の推薦保証を求めています。同クラブ会員の方より入会を誘われている場合などは、当然その方に推薦をお願いすれば済む話でしょうが、問題はその様な心当たりの方が居ない場合です。
同クラブではこの様なケースを想定し、その処方箋を用意しています。先ず入会希望者は、自らの経歴書をクラブへ提出し、推薦保証人が居ない事を告げます。その後クラブ指名会員2名と同伴プレーを済ます事で、推薦保証人問題をクリア出来るのです。
入会希望者の腕前は、当然ながら初心者レベルでは困るものの、肝心な点は同伴者への気遣いであったり、ゴルフに取り組む真摯な姿勢だったりします。この中味はゴルフマナーや、ゴルフルールが当然含まれて来ます。これらを指名会員が総合的に判断し、クラブに相応しい人物と評価された時には、推薦会員問題に一区切りを付けた事になります。
この様な手続きや手順を踏む事で入会希望者は、入会条件の難関を越える訳ですが、同クラブでは形式主義に陥らず、クラブに相応しい人物に入会して欲しいと言うスタンスから、この様な便宜的措置を採用していると言えます。
クラブの新陳代謝を良くしていく為には、労をいとわないこの様な活動が、会員には求められるのだと思われます。ある意味これが、クラブ愛とも言えるのかも知れません。