千葉県の浜野ゴルフクラブでは相続が発生した場合、その会員資格を法定相続人及び関係する親族が継承するに当たり、便宜を図っています。その一つは名義書換料が、半額である事です。二つ目は継承入会に当たり、推薦者を求めていない事です。
相続継承名義書換料
■ 正会員 500,000円(税込550,000円)
■ 平日会員 250,000円(税込275,000円)
この様な二つの特典は有るものの注意したい点は、物故会員が男性だった場合、法定相続人の女性へ名義を変更出来ない事です。これは同クラブに於ける規定からですが、当然法定相続人内の同意により、当該会員権の相続人にはなり得ます。
この様なケースに於いてクラブでは、女性相続人の配偶者へ名義を書き換える手続きは認めています。当然特典を有してのものに成ります。この配偶者は本来相続人に該当しない訳ですが、女性名義へ書き換え出来ない事に対する、クラブの便宜的措置とも見て取れます。
同クラブでは年間の名義書換件数が約90件有りますが、その内の約一割をこの様な相続継承手続きが占めています。物故件数全体から占めるこの様な手続きは、若干とも言えるもので、物故者へは年会費の請求を2020年4月現在の規定ではしない事も有り、放置と言う表現が適当な未手続者の増加が、クラブ内で懸念されています。
会員権価格が今以上上昇し、資産としての評価が高まるのであれば、少し状況は変わって来るのかも知れません。