日本カントリークラブは7月から名義書換料を改定

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  < 2018年9月に導入された乗用カート

 埼玉県の日本カントリークラブでは、2020年7月1日より正会員権の名義書換料を改定します。これは本年3月に開催された、理事会に於ける決議にて実施するものです。新名義書換料は、税込660,000円です。

 此れ迄同クラブでは、会員権相場と調和のとれた名義書換料を模索して来ており、2016年7月からは減額キャンペーンと名打って、税別120万円の基本料金から税別60万円にて、新規入会の方々へ対応して来ております。

 まる4年のキャンペーン期間を経て、その金額と同等の金額が正規料金となる訳ですが、ある意味これが適正だと理事会は判断したとも言えます。クラブ関係者によれば、昨年一年間に於ける名義書換実績は、約20件との事です。この数字はあまりにも少なすぎる様に思われますが、これにはそれなりの背景もあったのです。

 同クラブでは2018年4月より、既存会員の家族や友人・知人向けに、正会員の補充募集を行って来ており、2019年末には無事予定人員を消化し終えております。入会金は税別120万円、預託金が30万円ですので、約150万円にて100口を集めきったのです。同クラブ自身が、入会を希望する大半のニーズを吸収してしまった訳ですから、売買実績が少ないのは当然の帰結と言えなくもないのです。

 会員募集で実績を残した同クラブですが、今年の7月以降は名義書換の下地を整える事で、書換実績を積み上げて行くものと思われます。なお平日会員権は、今回改定の対象外との事です。