静岡県の御殿場東名ゴルフクラブが、2020年5月1日より会員権の名義書換を開始します。当該ゴルフクラブは2020年1月より、PGMグループ傘下になって以降、初めての名義書換に成ります。
クラブ名を聞いてもピンとこない方が多い事と思われますが、かつての富士御殿場ゴルフ倶楽部と聞けば、「ああ、あのゴルフ場ですか」と思い出される方も多いのではないでしょうか。
倒産時に約9,500名の会員を擁していた当該倶楽部ですが、新しいクラブへ移行し会員資格を取得した方々は、正会員及び平日会員合わせ約3,500名です。旧会員へは預託金の1%が弁済されており、PGMは新たな会員へ預託金の納入を求めませんでしたので、現会員が保有している会員証證券は全て無額面です。
この証券が市場を通じ流通して行く事になりますが、その消費税を含んだ手続き料は下記の通りです。
第三者譲渡 | 相続及び生前贈与 | 法人内登録者変更 | |
正会員 | 165,000円 | 55,000円 | 55,000円 |
平日会員 | 110,000円 | 27,500円 | 27,500円 |
大変リーズナブルな料金設定になったと思われますが、此処には流通を促進させたいPGMの総意が、現れているとも見て取れます。これを裏付ける様に、入会条件は厳しいハードルを設けず、幅広い層のゴルファーが入会出来るものになっています。
例えば女性の入会制限を設けず、また国籍を問わない事などは、その端的な表れだと言えます。ところで初値はどの位の価格が、つくものでしょうか。以前よりコース並びに交通アクセスは良かった訳ですが、今回PGMの運営になった事に対しゴルファーは、どの様な評価を下すのか大変興味深いポイントになっています。注目です。