茨城県の大利根カントリークラブでは、2020年3月15日に開催された理事会に於いて、入会条件及び手続きに関する内容を、一部変更する事を決定しました。この実施は6月1日の受け付け分からとの事ですが、実際どの様な点が変更されたのかは、下記の3点に成ります。
1、新規入会希望者の面接時に推薦人の同席不要。
2、新規入会者のオリエンテーション参加は必須。
3、改定された誓約書の提出。
上記3点はどれ一つをとっても欠かす事の出来ない、重要な内容に仕上がっていると言え、時代に即した内容は同理事会の一工夫が見えて来ます。此れのみを見れば、比較的敷居が低くなった様にも思われますが、3番目の改定誓約書は『除名』を明確化した点で、画期的と言えます。
入会審査に於ける今回の改定は、形式的な側面よりは人物本位の審査へ、舵を切ったものに成りました。新規入会者の参加を義務づけた入会オリエンテーションは、当該クラブの成り立ちや品位を学び、名門に相応しいゴルファーになって行って欲しい、その様な願いが込められた教育プログラムの様にも思われます。
この度の改定により入会希望者が増加して行き、低迷している当該クラブ会員権相場の刺激剤になるのであれば、大変結構な事だと言えます。会員権の需給バランスが崩れている現状を、今回の緩和策で打破出来るのか注目されます。