韓国の新韓フィナンシャルグループは2020年2月3日、9月10日に初日を迎える『シンハンドンへオープン』を、奈良県のKOMAカントリークラブで開催するとして、一般社団法人日本ゴルフツアー機構(以下JGTO)を通じ明らかにしました。
同グループが主催し2019年よりJGTOとの共同主管となった同ツアーですが、その歴史は古く今年36回目の開催と成ります。東日本エリアのゴルファーにはなじみの薄いKOMAカントリークラブですが、日本在住の韓国人が中心になり、韓国ゴルフ界の発展を目的として1980年に設立されました。
同クラブの設立当初は在日韓国人を主体にした会員構成でしたが、現在ではゴルフ場の良さが広く認知され、日本人の会員も増加して来ました。同ゴルフ場の関係者曰く、半々ぐらいの構成になったと思われるとの事です。
関西のゴルフ会員権業者によれば、コースが非常に良く又クラブの雰囲気も申し分無く、更に食事も美味しいと高評価でした。しかしながら唯一難点は交通アクセスであり、大阪中心部よりゴルフ場まで1時間20分ほどかかる様です。この所要時間で遠いとは、関東圏のゴルファーにとっては、何とも羨ましい限りです。
同ゴルフ場ではこれまで、様々なプロトーナメントを開催して来ております。例えば昨年2019年には、第85回関西オープンゴルフ選手権の会場となりました。これまで多くの大会で使用されて来たのは、27ホールの中でも東と西コースによる18ホールズであり、今大会も同様に成るのでは無いかと予想されます。
先ほどの会員権業者によれば、同クラブ正会員一口の名義書換料は税込11万円と大変リーズナブルであり、会員権価格も2月時点で70万円を挟んでの売り買いと言う展開です。諸費用を考慮しても100万円以内の予算を組む事で、会員に成れるのでは無いかと思われます。但し国籍の如何に関わらず、審査は厳しく承認を得られないケースも多々有るとの事。
新韓フィナンシャルグループは、昨年より2億ウォン増額し今大会へ臨む訳ですが、どの様な盛り上がりを見せるのか、大いに注目されます。