日本ゴルフジャーナリスト協会(以下JGJA)は2020年1月29日、都内会場にて第6回JGJA大賞を三觜喜一プロへ贈呈しました。同氏を選出した理由は、2017年に同氏により開設されたゴルフのYouTubeチャンネルが、約20万人越えの登録者数となり、多くのゴルファーへ訴求し得た点を高く評価したものです。
同氏はツアーで活躍したいと希望する選手7~8名を指導しており、その指導している姿をYouTubeで配信し始めてから、急速にチャンネル登録者数が増加し、今日に至っているとの事です。当初公開する事に抵抗があったものの、当時その様な番組が無かった事も有り、公開に踏み切ったそうですが、教えている姿を映しているだけで、氏自身は面白いと言う感覚が無かった様です。
チャンネル登録者数が20万人ほどと言う事は、未登録者はその三倍と言われており、都合約80万人が「MITSUHASHI TV」を見ている事になります。これ程までに急成長した同氏のゴルフ番組ですが、普段同氏はジュニアゴルフスクールを行っており、ゴルフを通じ社会性を身につけた大人になって欲しい、そしてゴルフを末永く楽しんで欲しいと言う考えの下で指導しています。
三觜氏は23歳前後に腰の一部が骨折していると医師より診断され、約20年間が経過した今日も完治してはいません。この様な自身の経験から、ジュニア育成に関する大きなポイントは、「怪我をさせない」スイングであり、此処を重点に置いた指導をしています。そして子供たちの自主性と主体性、これ無くして成長はしないと考えており、親のエゴに基づいた強制は子どもの精神を歪める弊害のみと断罪しています。
なお同氏が指導しているプロ志望の女子生徒さんが、昨年2019年の女子プロステップアップツアーで優勝しました。そしてその生徒さんは今年の大きな目標の一つとして、プロテストに合格する事を掲げています。更に今年前半はレギュラーツアーへ出場出来る事から、大舞台での活躍も又期待されております。
三觜氏のジュニア育成と共にプロ指導が、今年更に大きく花開く事を予感させる贈呈式でした。