昨年の2019年を振り返り一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(以下JLPGA)が、開催したレギュラーツアーは大変盛況でした。これを物語る数字が幾つか確認出来る事から、これを見ながら若干検証してみたいと思います。
2019年は3月の『ダイキンオーキッド』で開幕し、12月1日に最終日を迎えた『リコーカップ』まで、女子ツアーは39試合が開催されました。男子レギュラーツアーが25試合であった事を見るならば、明らかに水をあけられてしまった感が否めません。
この39試合の会場へ足を運んだギャラリーは、延べ682,868人に上ります。これは女子ツアーが、開始された記念すべき1967年から数え、歴代2位の記録です。ちなみにJLPGAによれば、1位は約71万人との事です。
近年はインターネットを活用しさまざまな端末で、JLPGAのWEBサイトへアクセスする事で、試合のスコア動向であるとか、或いはその他記録を閲覧し確認する事が出来ます。関心をもっている人々が、自由にそして瞬時に情報蒐集出来るのです。
JLPGAではこの閲覧件数が2019年3月から7月迄は、月間平均77,000,000件ほど有ったとしており、前年比129%増の記録を確認出来たとしております。更に8月へ入り渋野日向子選手が『全英女子オープン』に勝利するや否や、それから11月迄の4ヶ月間、月平均1億ビューを越え前年比216%増になりました。
これは今最もホットなユーチューバーであるHikakin(ヒカキン)の、月間動画再生回数が約1億回との事ですから、これと同様の状況に成ります。ゴルフと無関係とは言え社会的に有名なHikakinの年収は、億とも言われておりますので、これをJLPGAに置き換えるならば、とてつもない費用対効果が有るのだと思われます。
簡単に数字を追ってみましたが、今年JLPGAはどの様な数字をたたき出す事に成るのでしょうか。注目です。