東京有楽町の長野法律事務所で所長を務める富田純司(とみた じゅんじ)弁護士は、弁護士活動の傍ら出身地である京都府福知山市の両丹日日新聞へ、約15年に渡り「江戸日記」なるコラムを執筆しています。ペンネームは「西方望」です。福知山から江戸へ上って行った者が、江戸の真西に位置する福知山を思い、時世の思いを徒然なるままに書き上げています。
その様な富田氏ですがゴルフに対する造詣も深く、また自身の腕前も一時は、片手シングルと言われるハンディキャップ5を取得するほどでした。両丹日日新聞は主に福知山市民を対象とした地方紙と言う性格上、江戸日記に於けるゴルフ関連の執筆は控え目にして来たようです。今回富田氏にゴルフへの思いであるとか考えを、11月初旬時間が許す限り伺う事が出来ました。
様々なお話が出る中、富田氏のゴルフ論は、論理明解愉快なものでした。氏曰く「ゴルフが上手くなると仕事も出来る様になる、ゴルフは社会人の必須科目」との事です。以下カッコ内は氏の持論である一部をまとめたものです。
「脳は体を動かす為にありプレーヤーはこの脳を使い、体の動作を正確に再現しようとするのがゴルフである。この相互作用で脳は鍛えられる。またゴルフは1人でやるものでは無いので協調性を養うと共に、人間関係が潤滑に動く事の大切さを学び他人に対し謙虚になる。
ゴルフは自分の為に使う時間もあるが、他人を思いやる時間も多く又行動も必要になって来る、ある意味他人の為にやるスポーツだ。仕事もこれと同様に、自らの仕事を通じ相手が、上手に仕事を出来る様に仕向けて行く必要が有る。」
この様にゴルフが培う力は大きいのですが、更に富田氏は「ゴルフはスポーツと言うより文化だ」としております。精神的要素が大きく影響するのがゴルフであり、筋肉性よりは文化性が問われ結果につながって行く、とも説いております。現在富田氏は女子プロゴルファー・渋野日向子選手の強さを研究しており、既に簡単な内容を江戸日記で発表しております。
ゴルフに魅せられた一人の弁護士・冨田純司氏は、江戸日記を含めさらにゴルフの分野でも、活動のフィールドを広めて行くものと思われます。注目です。