一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(以下LPGA)は、2019年12月17日都内会場にて、来年2020年度のトーナメントスケジュールを明らかにしました。内容は今年度とほぼ同様ですが、但し試合数は37となり2試合減少しました。その2試合の内の一つである(センチュリー21レディスゴルフトーナメント)は契約満了に付き中止との事であり、もう1つの(北海道meijiカップ)は2020東京五輪の関係から一時的お休みです。
2020年度トーナメントでの選手評価については、これまで通り獲得賞金額に基づいたランキングは行うものの、メルセデス・ランキングも併用して行くとしております。例えばメルセデス・ランキング50位までの選手には、賞金シード同様に翌年度1年間のシード権が与えられます。また同ランキング51位から55位までの選手にも、同じく翌年度第1回リランキングまでの出場権が与えられるのです。
選手の活躍度を測る目盛りは獲得賞金額では無くメルセデス・ランキングに有り、それが正当な評価につながって行くとの考えから、次年度以降徐々に賞金ランキングの意味合いが薄くなっていくものと思われます。
来年2020年にLPGAは、使用商標を< JLPGA >とします。これまでは単にLPGAとの表記でしたが、今後新商標は米国LPGAとの誤認識を避ける事にもつながり、ゴルフのグローバル化の中で独自性を強調して行くには、最適との判断からです。将来的には海外でのトーナメント開催も視野に入れており、当然その様な時に< JLPGA >表記は、参加選手やギャラリーの意識付けに、効果を発揮するものと思われます。
この動きに合わせロゴも5種類用意し一新されます。改革の槌音が聞こえて来そうな記者会見でしたが、小林会長の活舌も何時に無く良く、これも一重に今年2019年度トーナメントの盛り上がりを、会長自身が一番良く感じ取っているからなのだろうと思われます。