船橋カントリー倶楽部がNFKホールディングスの筆頭株主へ

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船橋CC_tact-1.jpg 千葉県の船橋カントリークラブを経営しております株式会社船橋カントリー倶楽部(以下船橋CC社)は、2019年11月1日ジャスダック上場の株式会社NFKホールディングス(以下NFK社)による第三者割当を受け、同社の筆頭株主に成りました。

 1株98円にて360万株を引き受けましたので、金額にして352,800,000円です。更にNFK社は新株予約権36,000個を同じく船橋CC社へ割り当てており、1個当たり136円ですので総額4,896,000円に成ります。この予約権発行による潜在株式数は360万株となり、行使価額は1株当たり105円ですので、将来NFK社は総額378,000,000円を調達する予定です。

 予約権が船橋CC社によって行使された場合NFK社は、発行諸費用を除き総合計額729,296,000円を調達する事になります。この資金は本社オフィスビルの建て替え資金になると共に、M&A及び資本業務提携資金に充てられる予定としております。

    予約権全部行使後の大株主の状況
株)船橋カントリー倶楽部 18.99%
株)トーテム 3.25%
オリンピア工業(株 2.80%
簗瀬友晴 2.22%
野村證券(株 1.80%
日野本ツヤ子 1.62%
横田公一 1.52%
大塔公博 0.92%
国田正忠 0.89%
原澤京子 0.89%

 新株予約権の行使前に於ける船橋CC社の保有割合は10.49%ですが、行使後は上記の通り18.99%となり、いわゆる大株主と言われる立場に成ります。今回の船橋CC社の投資目的は、一体どの様なものなのでしょうか。単に同業他社を支配下に置き、ゴルフ場のグループ営業を行って行くのとは、若干意味合いが異なって来ると思われます。

 船橋CC社では1990年前後のバブル期に高額の会員募集を行い、クラブハウスの建て替えを行う予定でしたが、その計画も頓挫し今日に至っております。現時点となってはこの件が幸いし、会員の預託金償還問題も皆無であり、経営の根幹を揺るがす問題は無いのだろうと思われます。この様な資金事情が、この度の投資活動の背景には有ると思われますが、いずれにしても今後の動向が注目されます。