埼玉県の武蔵カントリークラブに於ける法人名義での入会は、基本的に東証一部上場企業でなければ成りません。この様な企業がクラブからの入会承認が下りたならば、正会員権壱口にて法人名義1名記名式の会員に成る事が出来ます。
では東証一部上場であれば、絶対に入会出来るのでしょうか。この点に付いてクラブでは、必ずしもそうとは言えず、不承認になるケースも有るとの事です。反面上場して無くとも、上場企業の100%子会社であれば、法人として入会出来ている事例もある様です。
なんとも釈然としない話ではありますが、あくまでも東証一部上場が最大の原則であり、それらの企業と資本的関係が全く無い未上場の法人にとっては、予定していた登録者が個人名義にて入会審査を受けるのが、最善の選択と言える様です。この様な取り決めは規則や会則で明記されてはおらず、あくまでも内規により伝承されているとの事です。
ではこの様な厳しいハードルをクリアし、法人会員となっている企業は何社あるのでしょうか。2018年1月1日から同年12月31日までの第61期有価証券報告書によれば、248名が登録会員との事ですが、此処からは法人数を読み取る事は出来ません。
更にこの報告書では、会員資格としての株券以外に「預り金」を保有している法人が156社あり、その登録者数は231名としております。これらの数字を総合的に判断するならば、法人会員数は約160社と言えるのでは無いでしょうか。
一度法人会員として入会を認められたならば、登録者の変更は至極簡単に処理されている様です。いずれにしても当該クラブへ入会申請する場合は、会員権(この場合株券)を取得する以前に、事前審査を受ける事が何よりも大切と言えます。