ネクスト・ゴルフ・マネジメント株式会社(以下ネクストゴルフ)は、ベトナムのFLCグループ株式会社と2019年7月1日、ゴルフ事業に於ける人材育成及び顧客開拓などに関する、協業協定を締結したとの事です。
これは具体的にどの様なものを、示しているのでしょうか。推測の範囲に成りますが、日本でのベトナム人キャディ受け入れであったり、ゴルフを含めた観光客の相互往来などでは無いかと思われます。伸びしろの大きいベトナムの躍進が、今後日本でも大きな話題になるのでは無いでしょうか。
FLCグループはベトナムを拠点に不動産事業、航空事業、トラベル事業、貿易事業、メディカル事業、ゴルフ事業などを多角的に展開している企業であり、急成長しているその企業グループは約30社に及ぶとの事です。
同グループと日本企業との関りが、今後一層深まると予想されております。例えば今年4月には同グループのバンブーエアウェイズと言う航空会社が、茨城~ホーチミン・ハノイ間でチャーター便を運航開始しております。更に今年11月には、福島~ホーチミン・ハノイ間も開始されるとの事です。
この関係拡大を裏付ける様に人々の往来も活発になっており、ベトナム政府統計総局資料によれば、昨年1年間にベトナムを訪れた日本人観光客は約80万人におよぶと共に、日本政府観光局資料によれば昨年の訪日ベトナム人は約38万人になったとしております。
ネクストゴルフが今後どの様にこの協定を拡大発展させて行くのか、ゴルフ業界にとって大きな関心事です。会員制としての性格を強くもった倶楽部とは一線を画したゴルフ場にとって、ゴルフ場スタッフや来場客のグローバル化は如何ともしがたい現象であり、その波をしっかりと受け止めて行かなければ成らない必然性を、今回ネクストゴルフが先行して実現したのだと言えます。