福島県のナリ会津カントリークラブは2019年9月末をもって、営業を終了しゴルフ場を閉鎖します。これは今年3月頃に出された会社方針との事ですが、閉鎖後の跡地利用としては、メガソーラー基地として活用されるのでは無いかと推測されております。
当該ゴルフ場が現経営体制と成ったのは、2007年ですから約12年前になります。振り返れば1992年に当時東証2部上場の鈴縫工業株式会社が、系列コースとして開場させた訳ですが、これを起点とした場合、27年ほどでゴルフ場が消滅する事に成ったのです。
何故やめるのかと言えば当然「儲からないから」であり、此処には資本主義の厳しい現実がある訳で、経営者の立場からは必然的な判断であり帰結なのだと言えます。とは言え当該ゴルフ場は会員制であり、旧・経営会社から継承している会員の預託金と言う債務を抱えております。
この債務は旧・経営会社が2004年に民事再生手続きを取っている事から、今日残されている預託金額は1人当たり数万円の額面が中心であり、ゴルフ場閉鎖への大きな障害にはなっていないとの事。現経営会社である河東観光開発株式会社は、この預託金を在籍している約1,000名の会員各自へ返還し、クラブを解散する事に成ります。
残務整理には1年ほどかかるのでは無いかと、会社関係者サイドでは想定しております。