ゴルフ外来_我孫子東邦病院

  • 投稿日:
  • by

        我孫子東邦病院.jpg
            < 向って左側から瀬戸山部長と大城院長

 『ゴルフ外来』この聞きなれない部門を立ち上げ、患者のケアに当たっている病院が千葉県に有ります。それが我孫子東邦病院(千葉県我孫子市我孫子1851-1_TEL 04-7182-8166、病院長:大城充)です。

 ここでは年齢的なものからゴルフを諦める方、或いは体が痛くゴルフを続けられない方などを主な対象に、リハビリテーションを中心にした施術を行っています。そしてその狙いは、ゴルフ愛好家の方に長くゴルフを続けて欲しい、と言うものです。

 整形外科にはスポーツドクターと言う領域があるそうで、サッカーやラグビーなどのコンタクトスポーツには、必ずその様な専門の医療関係者が控えているケースが多いとの事です。しかしながら事ゴルフは、どうなのでしょうか。

 これまでゴルファーは様々な痛みを抱えていても、なかなか相談窓口を見つけられず、口伝え情報を基に、藁をもすがる気持ちで通院しているケースが多いと思われます。この様なゴルファーへ救いの手を差し伸べたいと、当該医院の大城院長と瀬戸山リハビリテーション部長(理学療法士)は考えたのです。

 大城院長が飛び込んで来る患者を診察し、何故その様な痛みが発生するのかの原因を、突き止めて行きます。これを受けて瀬戸山部長が、ポイントとなる部位の筋力アップなどの施術と、トレーニングメニューを考案して行きます。自宅でも出来るメニューが多い事から、リハビリからの卒業率が高くなっております。

 ゴルフ外来を開設したのは2017年10月16日ですが、その年の2ヶ月半は来院数ゼロでした。翌2018年は年間を通じ32名ほどの方が診察を受けており、徐々に浸透してきていると言えます。両氏はゴルフを健康と結び付けた生涯スポーツとして位置づけており、今後更に充実させていく為には、医学的見地をゴルファーへ広めて行く必要が有るとしております。

 ゴルファーの多い街我孫子、この地に於いてゴルファーから信頼され、再び患者がゴルフへトライ出来る体づくりを行う『ゴルフ外来』、これが両氏の目指す地域に根差した医療の目的です。