2019年5月17日東京地裁民事第三部に於いて、原告「ゴルフスタジアム被害者を守る会」によるジャックスを被告とした債務不存在確認請求事件<平成29年(ワ)第22731号>の公判が、田中秀幸裁判長のもと開廷しました。
この公判の中で田中裁判長は、原告側に対し最終的書面が何時頃整うかとしたのに対し、原告側今成弁護士から今年の7月末までには、提出出来る見込みであると報告しました。この事から次回の公判は8月末と成ったのですが、遅れている理由として、正確な個別事情表を作成している為として、田中裁判長の理解を求めたのです。
この原告側申出を了解した田中裁判長は、返す刀でジャックス側被告に対しても注文を付けたのです。それは当該事件で原告となっているローン・リース契約者と、ジャックス側が交わした確認記録を提出する様に求めたのです。この求めに対し被告側は、即座に反論する事無く、「わかりました」と述べるのが精一杯だった様に見受けられました。
余りにもか細い声の為、裁判長は再度大丈夫ですねと尋ねたところ、「はい」との返事をしたのです。あまりにも突然の事の様で、被告側は想定していなかったのでしょうか、明らかに動揺している様でした。
閉廷後今成弁護士は「守る会」有志を前に、ゴルフスタジアム破産管財人側から提出された資料には、貴重な内容が沢山有り、ローン・リース会社のずさんさが一目瞭然としていると報告したのです。更にこの裁判を有利なものへと展開して行く為に、次の大きな一手も考えているとしたのですが、その手の内を開示する事は有りませんでした。